個々のライフスタイルが尊重される時代。
いまや「結婚は足かせになるから」と考える男女は少なくないのではないでしょうか。しかし、そうした中でも、変わらず結婚欲があり、いつかはパートナーは欲しい――。
そう願って止まない男女も一定数いる印象もあります。
そこで今回は、相手がいるけど結婚の話が進まない。付き合っていたけど、結婚がダメになってしまった。
そんな失敗エピソードを集めてみました。
結婚する意味についてと結婚に向いている人の特徴について、再確認してみたいと思います。
相手がいても…結婚話が破綻した女性たち
その1:経済的な問題がきっかけで…
結婚となれば、ふたりの経済的な問題は避けては通れないものです。
現在30代の既婚者Oさんも、20代の頃に付き合っていた人との結婚を考えていましたが、経済的な問題で別れてしまったと言います。
「大学時代の友人と、社会人になっても交流が続いていて。30歳前に一度付き合ったけど、彼は別の人と結婚しました。彼はフリーランスで働いていて、正直もう少し落ち着いている人がいいなと思っていたんですが。そういった面で彼を支えきれなかったというか、彼にもその思いが伝わったのかも」(30代・女性)
女性としては、男性の経済状況は気になるところですよね。
しかし、男性としても自分を好意的に受け止めてくれる人でなければ……と考えるのは、自然なことかもしれません。
お互いに気にするところは、男女の違いはあれども、意外と同じと言えそうです。
その2:妥協したくなかった
結婚は一生涯に及ぶ問題です。
親よりも友人よりも、長く一緒に過ごすことになる相手とあり、悩んだ挙句、別れてしまったと話すのはTさんです。
「社会人になって、アプリで知り合った人と大人の関係になり……。その人との結婚を考えたけど、別れちゃった。当時はとにかく彼氏が欲しくて、結婚にも焦っていたけど。カラダの関係からの付き合いだったから、足元を見られている感覚がすごくて。結婚って一生のことだし、運命の相手はこの人じゃないと、私から見切ってしまった」(20代・女性)
ダラダラとした付き合いは、長い目で見て適切な相手ではないのかもしれません。
結婚相手は、人生のパートナーです。
お互いに支え合える人でなければ結婚は長続きしないですし、助け合える関係でなければ、お互いに結婚したい気持ちも湧きづらいでしょう。
その3:友達としてもこれじゃない感
マッチングアプリで出会いを求めている人も多いでしょう。
気軽に相手は探せますが、現在フリーのSさんは「結婚相手となると、なかなかいい人は見つかりづらい」と話します。
「マッチングアプリで知り合った人と付き合って、結婚の話もしたけどダメだった。歳は近いし、話しも合わないわけじゃなかったのに……。フェードアウトみたいに、縁が途切れてしまった。個人的には気になっていたんですが、後から考えると、友達としてもこれじゃない感があったかも」(20代・女性)
付き合ってみたら「違うな」と思うケースもあるでしょう。
「友達としてはいいけれど、恋愛となると……」と思うこともあれば、友達としても「ないな」と思う場合も。
相性の問題もありますよね。どちらがリードするタイプなのか、甘えたいタイプなのか。
ふたりの性格、タイプの問題も考えなければいけないのが、恋愛、結婚の難しさです。
その4:縁がなかった?
出会いには、タイミングもあります。
せっかくいい人と出会えても、すでに恋人がいたり、好きな人がいたりしたのでは、付き合うに付き合えないもの。
30代のMさんも、こんな経験を話してくれました。
「旅先で知り合った人と気が合って、付き合ったけど別れちゃった。お互いに住まいが遠く、いわゆる遠距離で。会わないとき、LINEもして定期的に会ってもいたけど。彼も私も、仕事やプライベートがバタバタしちゃって……。そんなとき、そばに居られない状態が、お互いにしんどくなってしまって」(30代・女性)
辛い状態でも関係が続いていくのが、本当の愛であり、結婚に至る過程になりそうです。
お互いに相手のために、苦労を厭わずどこまでできるのか。それこそ、相手次第なのかもしれませんね。
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いまは結婚相手に巡り合えなくても、求める気持ちがある限り、出会いは続きます。
恋愛中に失敗も積み重ねながら、いい結婚をする糧にしたいものですね。
(mimot.(ミモット)/ 柚木深 つばさ)