電子レンジに入れてはいけない『食器』がある?6つの共通点やダメな素材などを解説

『電子レンジ』は電磁波を発生させて食品を温める仕組み

電子レンジは、現代人にとってなくてはならない生活家電の1つとなりました。最近では、さまざまな機能が搭載された多機能電子レンジなる商品も発売されていて、食品や飲料を温めたり解凍したり、調理することも可能です。

しかし、電子レンジも万能ではありません。マイクロ波を発生させて食品に含まれる水分子を加熱することで温める特性上、食品や容器、食器によっては電子レンジに入れてはいけないものもあります。

誤った使い方は電子レンジを故障させてしまうだけでなく、火花が飛び散り火災の原因になる危険性もあります。必ず電子レンジの説明書を熟読し、温めてはいけないものを確認しましょう。

電子レンジに入れてはいけない『食器』の特徴6つ

電子レンジで食品を温める時、食器や容器にのせて温めます。ここでは、電子レンジに入れてはいけない『食器』を紹介するので、電子レンジで食品を温める際は以下の食器を使わないようにしてください。

1.金属製の食器

金属製の食器は電子レンジと相性が悪いため、電子レンジで加熱してはいけません。

マイクロ波を発生させて水分子を加熱する電子レンジの特性は、金属に当たってしまうと電磁波が跳ね返り、電子レンジを故障させてしまう恐れがあるのです。

また、食器の厚みによっては、金属製の食器にマイクロ波が当たることでスパーク現象が起こり、火花が飛び散る危険性もあります。

金属製の食器だけでなく、アルミホイルなどの金属製の調理グッズも電子レンジで温めてはいけないと注意書きされています。

2.金や銀で装飾されている食器

先ほど金属と電子レンジは相性が悪いという話をしました。食器によっては、全体が金属でなくても、食器に部分的に金や銀が装飾されているものもあります。これらもマイクロ波が当たってしまうと金属製食器と同様の現象を引き起こします。

食器によっては衝撃に耐えられず割れてしまうなどのトラブルにもつながるため、金や銀で装飾されている食器は電子レンジに入れないようにしましょう。

3.木製の食器

木製の食器も「電子レンジOK」と記載がない限りは電子レンジで温めないようにしましょう。W数や食器の耐久度によっては、食器にヒビが入ったり、燃えてしまう危険性もあります。

また、電子レンジOKと記載のある木製食器であっても、劣化具合によっては割れてしまう恐れがあるので注意してください。

4.紙製の食器

紙製の食器は基本的にすべて電子レンジで加熱してはいけません。紙製は当然ながら燃えやすいため、電子レンジであっても加熱すると火がついて火災の原因になる恐れがあります。

最近では「電子レンジOK」と書かれている特殊加工が施された紙皿などもありますが、こちらも1回限りの使用に留めましょう。

5.漆器

漆器は木製の素材で作られている食器なので、木製の食器と同様、電子レンジで加熱してしまうと膨張して変形したり、ヒビが入ったりする恐れがあります。

また、ヒビが入ったり膨張したりすることで、漆器に魅力である塗装が剥がれてしまうケースも多いです。漆器を大切に扱うためにも電子レンジに入れることは避けてください。

6.耐熱性ではない食器

食器には、電子レンジに対応しているものと対応していないものがあります。上記で紹介した電子レンジに入れてはいけない食器だけでなく、プラスチック製やガラス製の食器であっても「電子レンジ不可」と書かれた食器は入れてはいけません。

電子レンジ不可と書かれている食器は、基本的に耐熱性能が備わっていません。そのため、割れてしまったり変形したり、最悪の場合、溶けてしまうなどのトラブルを招きます。

必ず電子レンジの注意事項を確認して正しく使いましょう

いかがでしたか。食器はすべて電子レンジに対応しているわけではありません。改めてお使いの電子レンジの取扱説明書を確認し、加熱してはいけない食器や食品の欄を熟読しましょう。

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