【自分の子どもが奨学金を借りた人】借入額は?返済計画は?わが家は子どもとこう話し合いました

sasirin pamai/gettyimages

教育費の頼もしい味方、奨学金!実際に借りたらどうなる?子どもが奨学金を借りた人に取材。奨学金の仕組みや借りる金額について、どのように子どもと話し合ったのか漫画形式でリポートします。

【自宅から通学】「私立大に進学するなら、奨学金を借りること」を条件に、子どもの進学への意思を確認!

わが家は子どもが多いので、全員を大学に行かせるには、奨学金を借りなくてはいけないという話をしました。それでも本当に進学したいのか、本人の意思を確認。自分で決めた進路なので、入学後は通学にかかる費用の節約も頑張ってくれました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Hさん(大阪府 48歳)
夫(51歳)、長男(22歳)、二男(18歳)、長女(14歳)の5人家族。自営業(夫は正社員)。

■世帯月収 48万円
■世帯年収 約800万円
■年貯蓄額 ヒミツ

【子どもの奨学金の詳細】
貸与型・第二種
借入額384万円

※スカラシップ入試とは……入学金や学費などの免除・軽減を行う成績優秀な学生を選抜する入試制度。大学によって、免除・軽減の対象が異なります。

【県外へ進学】今春、県外の大学に進学予定。子どもに通帳を見せながら、足りない費用について説明しました

奨学金の話をした当初は、「親が借りるのに返済は自分?」と意味が理解できないようでした。そこで、学費のほか仕送りにかかるお金、奨学金の仕組みを説明。大学4年間で貯めて一括返済すれば、第二種で借りても利子がかからないことを伝えました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Pさん(岩手県 47歳)
夫(46歳)、長男(18歳)の3人家族。会社員。

■世帯月収 35万円
■世帯年収 500万円
■年貯蓄額 60万円

【子どもの奨学金の詳細】
貸与型・第二種
借入額140万円

※日本学生支援機構で奨学金を借りて返すことを“返還”と言いますが、本記事では便宜上“返済”という表記で揃えています。

<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 竹下さくらさん
なごみFP事務所にて個人向けのコンサルティングを主軸に、講演・執筆活動を行っている。2児の母。著書に『奨学金 上手な借り方新常識』(青春出版社)など。

参照:『サンキュ!』2024年4月号「奨学金を借りたらど~なる?」より。掲載している情報は2024年2月現在のものです。イラスト/伊藤美樹 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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