紅こうじ摂取2年「健診で腎機能低下の数値」 神奈川県所管の保健所に相談1件

神奈川県庁(資料写真)

 小林製薬が製造した「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、神奈川県は27日、県民から健康被害の可能性がある相談が1件寄せられたと明らかにした。

 県生活衛生課によると、同社が自主回収しているサプリメント「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を約2年摂取していたという県民から同日午前、県所管の保健所に相談があり、「自覚症状はないが、健康診断で腎機能が低下している数値が出た」と話していた。現在は再検査の結果待ちで、県が相談内容を精査している。相談者の年代や性別などは明らかにしていない。

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