「ドンという大きな爆発音」 伊佐の太陽光施設で火災、消防隊員4人けが 1人は顔に中等症のやけど

炎を上げて燃える太陽光発電施設の倉庫=27日、伊佐市大口大田(住民提供)

 27日午後6時5分ごろ、鹿児島県伊佐市大口大田のハヤシエネルギーシステム(鹿児島市)の太陽光発電施設倉庫から出火、鉄骨スレート平屋1棟を全焼した。伊佐湧水消防組合によると、男性隊員4人がやけどや打撲を負い、救急搬送された。うち1人は顔に中等症のやけど。3人は軽傷。

 隊員が現場に駆けつけた際、倉庫内の煙を外に出すため、排煙装置の設置を準備していたところ爆発が起きたという。倉庫には蓄電設備があったとみられる。消防と伊佐湧水署が出火原因を調べている。

 近くの住民は「ドンという大きな爆発音がして、家が少し揺れた。外を見ると煙が出ていて、火がどんどん燃え広がった」と話した。現場は伊佐市役所の北約3キロで周囲は水田。

(別カット)炎を上げて燃える太陽光発電施設の倉庫=27日、伊佐市大口大田(住民提供)
炎を上げて燃える太陽光発電施設の倉庫=27日、伊佐市大口大田(住民提供)

© 株式会社南日本新聞社