【旬食材】しいたけ農家が伝授!自宅用に選ぶたった3つのポイント!

農業女子・ワークマン女子・野菜ソムリエプロでサンキュ!STYLEライターの榎本房枝(えのもとふさえ)です。食と農のコーディネーターとして生活スタイルを発信します。

今回は、農家の立場から、今が旬の「生しいたけ」に関して、農家はここだけを見て、「生しいたけ」を選んで、農家の食卓のヒトサラにしているということをお伝えします。

1 まずは上部「生しいたけ」の傘の部分をじっくり見てほしい!

「生しいたけ」の上部、傘の部分。傘が開きすぎてないものを選びましょう。一般的には6~8割程度の開き具合が最適と言われています。

そして、上部の傘の茶色くなっているところが、きれいにひび割れていると、しっかりした水分調整が行われていて、ギュッと旨みが詰まっている証拠です。

傘の部分がきれいな茶色だけのツルツル状態のものは、農家は選びません。
できるだけ、バリバリに割れてひびが入っているものが美味しいサインです。

2 裏側チェック!裏返してみて!肉厚さがわかるはず

裏返してみると、「生しいたけ」の肉厚さがよくわかると思います。
薄くペラペラの状態よりも、しっかりした肉厚さがあったほうがいい「生しいたけ」とされています。大・小の大きさよりも、一番は肉厚かどうか?がポイントです。

さらに、傘の内側のヒダが白くて、変色がないものが新鮮です。時間がたつと、どんどん内側のヒダがベチャと寝てしまい、変色します。

3 軸は、捨てないで!絶品なのでぜひ食べてほしい

最後は、軸。足が短いこと!「生しいたけ」は短足がオススメなのです。
適切な湿度と寒暖差の中で生育したものは、軸が太くて短くなります。

野菜ソムリエの仕事で、いろいろな方に会う機会がありますが、その中で「しいたけの軸は捨てています」という人がけっこういます。「もったいない!」ぜひ、食べてほしい!

私は、生しいたけ本体よりも軸が食べたい派なのです!軸を入れたお鍋は、ビックリするほどしっかりした出汁がでますので、出汁取りにもいいです!
それだけ軸は、驚くほど旨みがいっぱいなので、ぜひ使ってほしいです。独特の歯ごたえがあるので、細かく千切り状態にして、私は「軸の佃煮」にして白いご飯のお供にしています。冷めても美味しいので、お弁当の一品にも最適ですので、一度お試しください。

「生しいたけ」売場に行ったら、ぜひこの3つのポイントをチェックしてみてください。

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◆この記事を書いたのは・・・榎本房枝(えのもとふさえ)
サンキュ!STYLEライター
農業女子・ワークマン女子・野菜ソムリエプロという顔を持ちながら、調理師だった経験を活かし、食と農のコーディネーターとして、さまざまな角度から「食と農」の情報を発信。

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