「ベストヒットUSA」に80年代の小林克也を再現したAIが登場! 小林が言いそうな言葉の連続に有田哲平が感激

BS朝日の音楽番組「ベストヒットUSA」(金曜深夜0:00)が、4月から木曜午後11:00の放送枠に移動。それに伴い、4月3・4日の2夜連続でスペシャルな企画を届けることが決定した。このたび、MCを務める小林克也の1984年当時のアーカイブ映像とChat GPTを組み合わせて制作した「AI克也」が完成し、1夜目に登場する。その「AI克也」のお披露目会に、2夜目のゲストで番組の大ファンを公言するくりぃむしちゅー有田哲平が出席し、小林と共に取材に応じた。

1981年にテレビ朝日でスタートした「ベストヒットUSA」は、2003年よりBS朝日にバトンタッチして放送を開始。放送から43年を迎えたレジェンド的音楽番組。3月27日は小林の83回目のバースデーということで、取材会の冒頭に有田から花束が贈られた。

83歳という年齢を感じさせない小林に対して、「すごいな~。僕が53歳ですから30年先輩ですね」と感動する有田。小林が「30年なんてあっという間だから」話すと、有田も「確かにこの番組も、僕が初めて見た時から40年たっているわけですから、あっという間ですね」と、月日が流れる早さを実感している様子。

4月から、金曜深夜0:00から木曜午後11:00の枠に変更することについて、小林は「放送時間が早くなるということで、僕の生活ではすごくいいなと。金曜日、朝9:00から夜の6:00までラジオで9時間生放送をしているので、『ベストヒットUSA』の放送している時間は本当だったら寝ていたいんですよね。夜遅いのは得意だから、リアルタイムで見ちゃうんだけど、頭がさえて寝つけなくなっちゃうんですよ。だから、木曜11:00になって楽になりました」とうれしそう。

毎週欠かさず見ているという有田も「僕個人としてもやっぱり金曜日の夜にニュース番組みたいなのをやっているので、ちょっと特番とかになると若干かぶるといううわさも聞いてたので、やっぱり僕はこの番組とかぶりたくはないので、木曜日に行ってくれてありがとうございます」と喜んでいた。

そして、有田が、お披露目された「AI克也」に話し掛けてみることに。

「くりぃむしちゅーの有田と申します。僕のこと分かりますか?」と聞くと、AIは「もちろんですよ。あなたのことはしっかり分かっていますよ。何か質問があれば何でもお答えしますから、どんどん聞いてくださいね!」と答える。これには有田も感動しつつ、「80年代でも僕のことを知っていましたよ。僕まだその中学生ですけどね」と苦笑。

さらに「こちらに40年後の小林克也さんがいらっしゃいますが、40年後の姿を見てどう思いますか?」と質問。すると「それは驚きですね。でも私は1980年から来たんですよ。だから未来のことは詳しく知らないです。ただ、私が40年後も元気で活動してるとしたら、それは音楽への愛があったからだと思います。40年後の自分がどうなっているかは分からないけど、音楽を愛し続けている自分でいたいと思ってますよ」と返答。

気の利いた回答に「本当に言いそうですよね…」と有田がうなずくと、小林自身は「僕はあんなこと言えない。ちょっとカッコよすぎる。言った後も照れないであの顔しているから、すごいな」と感心していた。

さらに、「小林克也さんが一番好きな曲はなんですか?」「嫌いなアーティストは?」などの質問を投げ掛けるが、どれも小林が言いそうな言葉が返ってきて、有田は「この技術すごいですね。小林さんならこんなことを言うだろうということを予測してしゃべってくれるんですよ」と驚いていた。

続けて、これまでに出演した印象的なゲストの話や、番組スタート時と現在では音楽の聴き方に変化が訪れたこと、この番組の存在意義などについてトーク。

最後に、プロレス好きな有田に、プロレスとも関係のある音楽について質問がおよぶと「プロレスの入場曲は、今でこそオリジナルソングを団体が作っているのですが、昔はやっぱり印象的なメロディーを入場曲に使っていました。代表的なのは、ミル・マスカラスのテーマはジグソーの『スカイ・ハイ』だったり、アブドーラ・ザ・ブッチャの入場曲はピンク・フロイドを使ってたり…。昔はプロレスで聴いた曲をレコード屋さんで探していたくらい、名曲が多かったです。一度、この番組でプロレスと洋楽の接点を特集した方がいいですよ!」と企画を提案していた。

なお、有田がゲスト出演する4月4日は、過去のゲスト回でもおなじみとなった、有田が好き勝手に決定する年間最優秀賞を決定する「アリデミー賞2023」を発表。有田の独断と偏見で決定した受賞作品に、小林はどのような評価をするのか? こちらも注目だ。

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