小松市は27日、衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作氏から市に対し、1千万円の寄付の申し出があったと発表した。一般ドライバーに自家用車で有償送迎してもらうライドシェアと、能登半島地震の2次避難者支援を組み合わせた市の取り組み「復興ライドシェア」を支援する寄付となる。
市は22日から、毎週木金土曜の午後5時~午前0時にライドシェアを実施しており、利用客のうち2次避難者は無料で乗車できる。
宮橋勝栄市長によると、前澤氏はライドシェアと被災者支援を組み合わせた事業に関心を寄せており、共通の知人を介してオンラインで市の取り組みを説明したところ、支援を申し出たという。
宮橋市長は寄付について「ありがたい。自治体ライドシェアを根付かせ、被災者支援に役立つように活用したい」と話した。