【これは愛着が湧きます!!】14g軽量化! 生まれ変わった最新スピニングリールを最速インプレ!

<新しくなったロキサーニはこんなリール!>

2024年にリニューアルデビューするアブガルシアのミドルグレードスピニングリール『ロキサーニ』。前モデルも優秀だっただけに、今回のモデルチェンジに期待している人が多いのでは?ルアマガプラスではその「ロキサーニ」を最速インプレ!生まれ変わってもやっぱりすごかった!!

●文:ルアマガプラス編集部

福ピンク
社内きっての根無し草?No2。雑誌とウェブの編集部をいったりきたりしている。釣り物は淡水と海水をいったりきたりで集中できず腕は伸び悩む(道具のせいにする)。ただし好きな色はピンクでブレないッッッ!

初代ロキサーニも良かったのですが…。

どーも。福ピンクです。

ロキサーニは初代をボチボチ使っておりまして、そっちのイメージは色味も黒ベースでレボALXに近いものを感じていました。

初代ロキサーニ

つまりコスパに優れつつ、かなり堅牢。

自分の場合、例えば2000番のスピニングリールならバス釣り全般はもちろん、アジングやメバリングなど、ライトソルトゲーム全般、場合によってはエリアトラウト、ハゼ釣り、カワハギ等々…まあ色々なジャンルに出番があって、年がら年中出番がやってくるわけです。

そのときに、堅牢さはかなり重要。加えてコスパに優れるともなると、悪い言い方にはなりますが、少し雑に扱っても大丈夫的な感覚になるわけです。

そんな初代ロキサーニでしたが、個人的に感じていた欠点がそのサイズ感でした。

先に上げた釣りはどれも軽量なタックルが好まれるもの。そうなると、リールは軽いに越したことはありません。加えてちょっとボディサイズが大きかった…。

単純な重量はもちろんですが、リールが大きいと手元から重心が離れる都合上、取り回しの良さに影響があったりするのです。

当時最新だったレボスピニングモデルがベースだとは思うので、決して重すぎる、でかすぎるではなかったんですけどね。

ゼノンの遺伝子がやっぱりスゴイ!

そんなロキサーニが今年リニューアルということで、早速使ってみました。

個人的に色々と使い回せる2000番です。

やはり注目すべきはその重量。

アブガルシアでも大々的に推している『14gの軽量化』。

およそ数字だけ見ると、かなりの代替わりを重ねないと到達できないような重量減だと思います。

これはひとえに、ゼノンによってもたらされたボディ形状による恩恵が大きいでしょう。

ゼノン2000(左)とロキサーニ2000(右)

同番手のゼノンと比較してみても、デザインはほぼほぼ同様。ボディのリア部分やスプール形状が少し違うくらいで、かなりコンパクトなボディ形状となっています。

もちろんギアボックスも左右非対称

14gの減量も頷けるデザインですし、ボディ全体がコンパクトになっているので初代で感じていた重心位置の問題もかなり改善されています。

Vローターも軽量化に貢献!巻きの軽さもゼノンに通ずるものがありました。

ゼノンの軽量化等の凄さはコチラの記事を御覧ください!

使ってみるとわかる完成度の高さ!

実際にフィールドでも使ってきました。

やはり振り抜けはかなり良く、片手でも余裕で扱える重量感&重量バランスでした。

ベイルアームの開き角度は近年のアブガルシア製リールに比べると広め。

そのため、ライン放出の感覚が少し変わっていました。

巻き感は大きく向上。

ピニオンギアとメインシャフトが低摩擦で動作する『フリクションフリー構造』による効果はやはり大きいですね。

実釣ではメバルを狙っていたので、一定速度でアタリを待ちながら巻く際にこの巻き心地はかなりありがたかったです。

そしてヒット時の剛性感も!

メバルといえばサイズ感に似合わずかなりパワフルな魚。

ですが2000番のロキサーニならなんの不安もありませんでした。

ワンピースデュラメタルボディに大口径ドライブギアと、剛性感や歪みのないパワフルな巻き上げはまだまだ強い魚とやりとりができる余地を感じさせてくれました。

これならば、より大物とのファイトの可能性があるSLJや、大きな負荷がかかるバスのパワーフィネスなどでもガンガン使えそうです!

ガンガン使える!いつでも使える!

そんなわけで、今年モデルチェンジを果たしたロキサーニのインプレでした。

ちなみに対メバルワームは『Sフィッシュ1.7インチ(バークレイ)』がお気に入り!

メバリングは軽量ルアーを投げて、じっくり巻いて、パワフルなファイトをして、という魚なので今回のインプレには相性がよかったのかなと思っております。

ちなみにPEライン0.3号を巻いていましたが、トラブルは特に有りませんでした。

ゼノンと同系統のローターやスプールの形状なので、ゼノンが出た当時に話題となったトラブルが発生するのかとも思ったのですが、全く問題ありませんでした(そもそもゼノンでもあんなトラブルありませんでしたが)。

ロキサーニの欠点ともいえた重さやサイズ感がかなり解消されており、それでいて剛性感は相変わらずなので、色々な釣りにガンガン使えるリールが欲しいという方には間違いなくオススメだと思います!

ちなみにゼノンと同様メインギアへのアクセスが良好!

ネジを2つ抜くだけでリールリア部がオープン。

メンテナンス性が極めて高いのも大きな魅力でしょうね。

いつでもどこでも使えて自分でメンテナンスもできて…めっちゃ愛着の湧くリールだと思いますよ!

AbuGarcia (アブガルシア) Roxani SP 2000SH ロキサーニ スピニングリール 24年モデル

<この記事の画像をまとめてみる>

メバルゲームも絶好調!ジョーズガイド伊藤船長ありがとうございました!

ジョーズガイドサービス


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

© 株式会社 内外出版社