前回王者イタリアの大手スポーツ紙、EURO2024の出場全24か国を紹介! 各国の注目選手も「大会の主役になる準備ができている」

2024年6月14日から7月14日にかけてドイツで開催されるEURO2024の出場24か国がついに出揃った。3月26日にプレーオフ・トーナメントの決勝3試合が行なわれ、PK戦でウェールズを倒したポーランド、アイスランドに2ー1と逆転勝利したウクライナ、ギリシャにPK戦で勝ったジョージアの3か国が本大会出場を決めている。

2021年に行なわれた前回大会の優勝国イタリアの大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、早速出場全24か国を紹介する記事を掲載。あわせて注目選手も付け加えた。

グループA
●ドイツ「開催国で、過去に3度の優勝。最も期待される選手はジャマル・ムシアラ(バイエルン)だ」
●スコットランド「ノルウェーを押しのけて予選を突破したのはサプライズ。代表的な選手はリバプールのアンドリュー・ロバートソン」
●ハンガリー「大会のサプライズ候補だ。23歳で10番・主将を託されるドミニク・ソボスライ(リバプール)に注目」
●スイス「6回目の出場で最高位は前回のベスト8。グラニト・ジャカ(レバークーゼン)が主将を務める」

グループB
●スペイン「3度の優勝を誇り、16歳のラミネ・ヤマル(バルセロナ)ら若手スターを擁する」
●クロアチア「96年と08年のベスト8を超えられるか。38歳の主将ルカ・モドリッチ(R・マドリー)は健在」
●イタリア「前回大会の優勝国は、タイトルを防衛を狙う。鍵になるのはニコロ・バレッラ(インテル)のパフォーマンス」
●アルバニア「元ブラジル代表DFシウビーニョ監督が率いる。期待のFWは、アルマンド・ブロヤ(フルアム)」

グループC
●スロベニア「2度目の本大会。名手ヤン・オブラク(A・マドリー)のセーブ能力は必見」
●デンマーク「92年大会で優勝。21歳のFWラスムス・ホイルンド(マンチェスター・U)には要注目だ」
●セルビア「4大会連続の予選敗退を経て、モンテネグロとの分離後では初出場。スター候補はドゥシャン・ヴラホビッチ(ユベントス)」
●イングランド「最高位は前回の準優勝。20歳のジュード・ベリンガム(R・マドリー)は大会の主役になる準備ができている」
グループD
●ポーランド「5大会連続出場。守護神ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス)はプレーオフ決勝のPK戦で、相手のキックをセーブ。攻撃の中心はロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)」
●オランダ「88年の優勝以降はベスト4が最高位。21歳で大会を迎えるシャビ・シモンズ(RBライプツィヒ)が注目株」
●オーストリア「4回目の本大会出場。マルセル・ザビツァー(ドルトムント)やマルコ・アルナウトビッチ(インテル)が中心だ」
●フランス「84年と2000年に優勝。予選を6戦6勝と申し分ない成績で突破した。最大のスターは、キリアン・エムバペ(パリSG)」

グループE
●ベルギー「ロメル・ルカク(ローマ)とそのチームメイトたちが初優勝を目指す。過去最高位は80年の準優勝」
●スロバキア「ナポリの監督も兼任する指揮官フランチェスコ・カルツォーナのもと、躍進を狙う。注目はレジスタのスタニスラフ・ロボトカ(ナポリ)」
●ルーマニア「CBラドゥ・ドラグシン(トッテナム)を中心に守りを固め、2000年大会のベスト8を超えられるか」
●ウクライナ「プレーオフ決勝でアイスランドに勝利し、4大会連続で本大会へ。オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)は中盤でプレー」

グループF
●トルコ「ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督率いるチームの中心は、主将のハカン・チャルハノール(インテル)。08年大会は3位の成績」
●ジョージア「プレーオフを勝ち上がり歴史的な初出場。FWフビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)、守護神ジョルジ・ママルダシュビリ(バレンシア)がキーマン」
●ポルトガル「16年に初制覇。今予選は7戦7勝で突破した。チームの顔は相変わらずクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)だ」
●チェコ「96年大会に準優勝し、04年にはベスト4に進出。パトリック・シック(レバークーゼン)は前回大会の得点王で、大会最長弾(49.7メートル)を決めた」

構成●THE DIGEST編集部

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