約985万円をだまし取られる詐欺が起き、注意を呼び掛ける北海道警松前署
北海道内で、有名経済学者やタレントを名乗る人物から投資話を持ちかけられ、現金をだまし取られる被害が相次いでいます。警察によりますと、3月12日から26日までの間、60代男性が9回にわたって指定された口座に振り込み、現金合計約985万をだまし取られました。男性は2月15日、経済学者・森永卓郎さんを装った投資サイトのバナーにアクセス。森永氏を語る人物から通信アプリ「LINE」でやりとりするよう指示されます。紹介されたアシスタントに「銀の地銀市場に投資すると大きな利益が出せる」と投資話を持ちかけられ、男性は応じます。男に指定された口座に9回にわたって合計約985万円を振り込みました。専用サイトでは利益が出ていることになっていましたが、引き出せず消費者センターに相談。詐欺だと分かりました。旭川市でも、LINEの広告でタレントを偽装した詐欺で約220万円をだまし取られました。被害者は30代の男性。「株式取引では利益が出ないので、原油取引を始めましょう」と勧められ、4回にわたり指定された口座に振り込みました。男性は老後の生活資金に不安を持っていたということです。SNSで知り合った相手から高額の振り込みを要求された場合は詐欺の可能性が高く、警察は相談するよう呼びかけています。
