春のセンバツ、8強出揃う!準々決勝は連覇かかる山梨学院と健大高崎の関東対決、大阪桐蔭と報徳学園の近畿対決も

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「甲子園球場100周年」節目の春

3月18日に聖地・甲子園で開幕した『第96回選抜高校野球大会』。悪天候による順延もありながら、あっという間に2回戦までの日程が終了した。

ここからは残った8チームで頂点を競うことになる。準々決勝は28日(木)に4試合一気に行われ、休養日を1日挟んで30日(土)に準決勝の2試合。31日(日)に決勝戦を迎える。

準々決勝・第1試合は星稜(石川)と阿南光(徳島)の対戦。星稜は勝てば石川県勢として初の春4強入りとなるが、対する阿南光はエース・吉岡暖が熊本国府戦で圧巻の14奪三振完封と勢いに乗っている。初戦から楽しみな対決となった。

第2試合は健大高崎(群馬)と山梨学院(山梨)の関東対決。両者は昨秋の関東大会・準決勝で対戦があり、その時は山梨学院が3-2で接戦を制した。健大高崎が秋のリベンジを果たすか、はたまた山梨学院がセンバツ連覇へまた一歩前進するのか。こちらも見逃せない。

第3試合は中央学院(千葉)と青森山田(青森)の対戦。春夏通じて初のベスト8入りとなった中央学院は、2試合連続で2ケタ安打を放ち7得点と打線が好調。一方の青森山田は1回戦の京都国際戦、2回戦の広陵戦と2試合続けてサヨナラ勝ち。しかも広陵戦は7回まで無安打に封じられていた中、2点を先制された直後の8回裏に初安打から2点を取り返し、9回も3点を奪われながら3点取り返して延長タイブレークを制するという神がかり的な勝利だった。最後の最後まで目が離せない戦いとなりそうだ。

そして第4試合が大阪桐蔭と報徳学園の関西対決。史上初の近畿大会3連覇を果たした大阪桐蔭に対し、報徳学園は準々決勝で大阪桐蔭に敗れて4強入りを逃している。歴代最多タイとなる5度目のセンバツ制覇を目指す大阪桐蔭を相手に、報徳学園は秋の悔しさを晴らすことができるか。この同地区対決にも熱い視線が注がれる。

第96回選抜高等学校野球大会・準々決勝

▼ 3月28日(木)
第1試合 星稜(石川) - 阿南光(徳島)
第2試合 健大高崎(群馬) - 山梨学院(山梨)
第3試合 中央学院(千葉) - 青森山田(青森)
第4試合 大阪桐蔭(大阪) - 報徳学園(兵庫)



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