「1000番地」に建つ老舗長屋の最終日を追う!「ほっかいどうが」最新作

NHK総合で3月31日に放送される「ほっかいどうが」(午後10:45、北海道ローカル)のテーマは「1000番地」。北海道・札幌のある小路にたたずむ築98年の長屋に注目し、開発で取り壊しが決まった店の営業最終日を追う。

「ほっかいどうが」は、「もっとド直球でガツンとした素材のような番組を届けたい」という思いのもと、NHK北海道のディレクターが“衝動と個性”で作る15分間のドキュメンタリー番組シリーズ。

15作目となる新作「1000番地」は、札幌市中央区南3条西10丁目1000番地が舞台。駐車場に面した小路に、雪の重みに屋根をたわませた築98年の長屋が建つ。居酒屋、バー、スナック…、この場所には、昔からどこからともなく人々が流れ着いてきた。彼らは夜ごと酒を飲み交わし、愚痴や冗談、身の上話を語り合った。

時とともに周囲をビルに取り囲まれても、1000番地だけは時間が止まったようだった。しかし、「いつか来る日が、やってきたのよ」と店主は笑いながら語る。

そして3月31日、開発で取り壊しが決まった店は最後の営業日を迎える。何がなくなり、何が生き続けるのか。移ろいゆく土地と人々の姿を記録する。

なお、NHKプラスでは、放送終了後2週間の見逃し配信を予定している。

NHKプラスでは、現在、興部町・沙留(さるる)で働く外国人技能実習生らの姿に迫る「さるるの海の彼女たち」(#13)、1996年の世界的大ヒット曲であるジャミロクワイの「Virtual Insanity」と札幌との関わりにスポットを当てた「ジャミロクワイの見た地下街」(#14)を配信中(4月3日まで)。

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