「ミス沖縄」に代わる性別不問の新観光大使、初代を募集 OCVB、個性や専門性を重視 新しい名称も募る 

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は28日、休止していた「ミス沖縄」に代わり、性別不問の新たな観光大使制度を2024年度から始めると発表した。沖縄の自然や歴史文化、食の魅力など5部門の大使を設定。イベントでのアテンドや介添えなどではなく、大使の個性や専門性を生かしたスピーチや講演、実演などで沖縄の魅力などを発信し、ブランド力の向上や観光振興を目指す。

 4月1日から初代「沖縄観光大使」を公募する。応募資格は県内に在住する18歳以上。高校生は応募できないが年齢や性別、婚姻の有無は問わない。

 (1)県内外での観光PRイベントで、スピーチや実演などで沖縄の魅力や観光情報などを発信(2)交流サイト(SNS)などを活用して情報を発信-が役割となる。自然、歴史文化、伝統芸能、沖縄の食、スポーツの5部門を設定し、特技や人前で話す専門的な知識を持つ人が対象。5人以内で任期は原則2年とする。

 また、「ミス沖縄」に代わる新しい名称も募集する。大使、愛称、いずれも5月10日まで。

 OCVBの真鳥洋企専務理事は「沖縄が好きで、個性を生かして沖縄の魅力を発信したい人に応募してほしい」と話した。

 問い合わせは企画・施設事業部企画課、電話098(859)6126。(政経部・川野百合子)

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