ライブコマースの女性、1時間半「無音」でも400万円売り上げる―中国

中国メディアの西部決策は27日、女性がライブコマースで1時間半も無音だったにもかかわらず20万元(約400万円)のプーアル茶を売り上げたと報じた。

中国メディアの西部決策は27日、女性がライブコマースで1時間半も無音だったにもかかわらず20万元(約400万円)のプーアル茶を売り上げたと報じた。

報道によると、6~7年前からプーアル茶の製造・販売業を営んでいる90后(1990年代生まれ)の蒋燕(ジアン・イエン)さんは昨年から時代の流れに乗ってライブコマースに進出。従業員の多くが少数民族だったことから、個性を出すために民族衣装を着て民謡を歌いながら配信したところ大当たりし、売り上げがそれまでの10倍以上に増えたという。

蒋さんは「ライブコマースでは普通、1日で数十万元から100万元ほどを売り上げる。あまり多くのことはしていない。歌を歌うことで見ている人たちは温かさを感じていると思う」としたほか、「ある日、突然マイクが故障して1時間半くらい無音になったことがあったが、なんと20万元近くを売り上げた」と説明。大事なのは「誠実さ」だと語った。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では関連ワードがトレンド入りし、ネットユーザーからは「これはものすごい」「尊敬に値する」「この(無音でも購入されるという)信用は彼女の誠実さとプロ意識によるものだろう」「唯一無二だ」「確かにライブコマースは個性と誠実さが何より重要」「インターネットは無数の富の神話を生み出し、しかもまだ続いている」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/北田)

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