「遅刻しそうになり使った」駐車料金を不正処理、福島市職員を停職

 福島市は27日、出先機関に勤務する20代女性職員が駐車料金を不正に減免処理したとして、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。このほか職員の上司を訓告とした。処分は同日付。

 市は出先機関を明らかにしていない。市によると、職員は昨年9~12月、出勤時に市が管理する来客用有料駐車場を利用し、9回で計1万4300円分の駐車料金を無料処理した。昨年4月分からの駐車券の確認作業で、利用時間が長すぎる駐車券が度々見つかったことから調査した結果、職員の不正処理が発覚した。職員は駐車料金を全額返金しており「遅刻しそうになり使ってしまった」と話しているという。

 木幡浩市長は「綱紀粛正の徹底を図り、市民の信頼回復に全力で取り組む」とのコメントを出した。

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