クリープハイプが大阪で公開収録、ドラマ主題歌の新曲を発表

4人組ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観、長谷川カオナシが3月27日、天王寺の商業施設「あべのキューズモール」(大阪市阿倍野区)でおこなわれたFM802の公開収録イベントに登場した。

FM802の公開収録に登場したクリープハイプの長谷川カオナシ(左)、尾崎世界観(3月27日・大阪市内)写真提供:FM802

2001年に結成、2009年に現メンバー体制となり、2012年にアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビューしたクリープハイプ。FM802とは縁が深く、2018年の『ACCESS』キャンペーンソングとして尾崎世界観が楽曲『栞』を描き下ろしたことも。

アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』にクリープハイプバージョンが収録され、以降彼らのライブでも定番曲となっている。カオナシは「大阪に育ててもらったようなイメージ。アウェイかもなっていうライブでも『栞』では手をあげてくださったり・・・僕たちを良いところに連れていってくれたような曲です」と実感を語った。

好きな関西弁を聞かれ、「えらいもんで。標準語に当てはめると何かわからないのが良いですよね」(カオナシ)、「しやん、来やんとか。好きですね」(世界観)(3月27日・大阪市内)写真提供:FM802

2024年は現メンバー体制の15周年イヤーとなり、さらに尾崎世界観が40歳を迎えるという、バンドにとって記念すべき年。そんなタイミングで、尾崎世界観の軌跡を振りかえりつつ、各界の著名人らが選ぶ15曲をプレイリスト形式で紹介する特設ページ『三十九、四十』も公開されている。

尾崎は「特に僕はバンドメンバーで悩んでいたので、まさか15年やれるとは。(カオナシに)ありがとう」と改めて感謝を伝えていた。

「好きな関西弁は?」など観客からの質問コーナーで盛り上がるなか、ニュース解禁より一足先に新曲『喉仏』(読み:のどぼとけ)の配信リリース(4月17日)を発表した2人。さらに同曲が、中川大志や染谷将太、上白石萌歌、窪田正孝、堤真一ら豪華出演陣で話題となっているMBS/TBSドラマイズム『滅相も無い』の主題歌となることを明かすと、集まった約1000人のファンから歓声と拍手が起こった。

2024年1発目のリリースとなり、尾崎は「明るい感じの曲。ドラマのテーマが『仏教』なので、歌詞にもそういう言葉を盛り込んだりしています」とコメント。その後、番組からサプライズで15周年を祝うくす玉が用意され、2人は驚きながらも「これ、いいですね」と喜んでいた。

今回の公開収録の模様は、3月30日のFM802『SATURDAY AMUSIC ISLANDS -MORNING EDITION』(DJ:仁井聡子)の昼11時台で放送される。

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