ビヨンセ、カントリー調の曲『16キャリッジズ』は2022年の『ルネッサンス 』の前に作られていた!?

ビヨンセのカントリー・ミュージックを彷彿とさせる『16キャリッジズ』は、2022年のアルバム『ルネッサンス』の前に作られていたという。29日(金)にカントリーアルバム『カウボーイ・カーター』をリリース予定のビヨンセ、今までと趣向を変えたリードシングル2曲『テキサス・ホールデム』と『16キャリッジズ』に賛否両論の声が上がっている。

このアルバムはヒューストン出身のビヨンセの南部のルーツを称えるものとなっており、「ルネッサンス」3部作プロジェクトの第2弾に収録される同曲は、第1弾がリリースされる前の2020年、新型コロナのパンデミックの中に作られたそうだ。

YouTube番組『アクノレッジド』に出演したプロデューサーのインク(アティア・ボッグス)はこう明かす。「多くの人は知らないと思うけど、実は私たちはこれを最初に持っていた」「だから、この時代を超越した名曲を最初に持っていて、待たなければならなかったことを想像してみて。そして彼女は『アクトⅠ(『ルネッサンス』)』を思いついたんだ」「それで私たちは孤立していた状態を抜け出し、誰とも関わらなかった世界からこの世界に戻り、ついに自分自身を表現するようになったのさ」

ビヨンセがカントリー音楽に挑戦すると決断したことについて、インクはこう続けている。「僕たちは1つのことだけをやるんじゃなくて、何でもやるし、それをうまくやる。それが彼女が君たちに知らせていることだ。彼女の南部のルーツ、テキサスのルーツだよ」

クリス・ブラウンやジャスティン・ビーバーとも仕事をしてきたインクは、ビヨンセが批判に直面したことについて、さらにこう語っている。「表現が重要だ、サウンドも重要。このサウンドはブラックミュージックで、私たちが始めたことだ」「『16キャリッジズ』は、僕がこれまで作った曲の中で一番気に入ってる曲の1つだ。とても個人的な曲だから。僕は親密な光に包まれた彼女を見るのが好きなんだ」

否定的な意見にもかかわらず、カントリー界はこのプロジェクトを大歓迎しており、カントリー界の女王であるドリー・パートンのお墨付きを得ている。

ドリーはソーシャルメディアで 「私はビヨンセの大ファンだし、カントリー・アルバムを作ったことが本当に嬉しい」「全米カントリー・チャートでのナンバーワンシングル、本当におめでとう。フルアルバムを聴くのが待ち遠しいわ!」と話している。 ドリーはまた、ビヨンセが新作アルバムのために 『ジョリーン』 をカバーしたかもしれないと漏らしている。

ビヨンセは、『テキサス・ホールデム』 が全米チャートで初登場1位を獲得した後、ビルボードのカントリー音楽チャートで黒人女性初のトップとなり、『16キャリッジズ』も注目すべき再生回数を記録している。

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