豊後大野市の「千歳小中学校」で校舎落成式と開校式 児童生徒ら200人が祝う【大分県】

完成した千歳小中学校の新校舎=27日、豊後大野市千歳町新殿
校舎落成式と開校式で校歌を斉唱する児童生徒

 【豊後大野】豊後大野市の小中一貫校「千歳小中学校」の校舎落成式と開校式が27日、同市千歳町新殿の現地であった。千歳小と千歳中を一体化し、校舎は旧千歳公民館跡地に新設した。市内の小中一貫校は2021年度開校の朝地小中に次いで2校目。

 新年度は1~9年生123人が学ぶ。新校舎は鉄筋コンクリート2階(延べ床面積4017平方メートル)。1階には1~4年生の教室やホール、図書室、職員室、保健室、2階には5~9年生の教室と特別教室などが入る。総事業費約16億3400万円。

 式には関係者ら約200人が出席。経過報告の後、川野文敏市長が「保護者らと一体となって、地域と共にある学校づくりに取り組む」とあいさつ。

 テープカット後、下田博市教育長から校旗を受け取った中城美加校長が「子どもの笑顔、夢、感動があふれる学校にする」、児童生徒代表の十時愛実さん(新9年生)が「各学年の色で鮮やかな虹を架ける」と決意を述べた。ピアノなどのミニコンサートもあった。

 同市では全7町ごとに一貫校の開設を進めている。新年度は清川、犬飼、大野、緒方も開校。三重は25年度にスタートの予定。

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