大同メタル工業、社長に古川氏 判治氏は会長専念

 エンジン用軸受けの製造などを手掛ける大同メタル工業(本社名古屋市)は27日、取締役常務執行役員の古川智充氏(62)が社長に昇格する人事を発表した。会長兼社長の判治誠吾氏(82)は、会長に専念する。6月27日に開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。同社は昨年3月末に、当時社長だった三代元之氏が健康上の理由で退任。4月から、会長の判治氏が社長を兼務している。

 古川氏は、製造畑出身。海外での経験も豊富で、同社のメキシコ拠点立ち上げにも携わった。そのほか国内外のグループ会社社長も歴任してきた。23年には、グローバル生産設備管理ユニット長に就き、国内外で、効率的な生産体制の構築を進めた。 

 古川 智充氏(ふるかわ・ともみつ)大阪産業大工学部卒、84年入社。16年執行役員、19年上席執行役員、21年常務執行役員、23年取締役。福岡県出身。

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