ブラジル中銀外貨準備、ドルの比率が9年ぶり低水準に

[ブラジリア 27日 ロイター] - ブラジル中央銀行は27日公表した報告書で、2023年の外貨準備高に占めるドルの比率が79.99%と、22年の80.42%を下回り、2014年の79.70%以来9年ぶりの低水準になったと明らかにした。

ユーロの比率は4.74%から5.24%に高まり、5.37%から4.80%に低下した人民元を抜いてドルに次ぐ2番目の地位に復帰した。

23年の外貨準備高全体は22年の3247億ドルから3550億ドルに増加した。

ブラジル中銀は、カウンターシクリカルな性質を備えた分散化ポートフォリオを通じて、外貨準備における為替変動リスクを低減する取り組みを続けていくとしている。

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