米石油・ガス生産、第1四半期に減少=ダラス連銀調査

Curtis Williams

[ヒューストン 27日 ロイター] - 米ダラス地区連銀が27日公表した調査によると、第1・四半期の石油・ガス生産が主要生産州のテキサス、ルイジアナ、ニューメキシコで減少した。

調査は3州のエネルギー企業147社を対象に実施。天然ガス単体の生産指数もマイナスに転じ、油田サービス会社の活動指数は小幅に低下した。

ただ、エネルギー企業の全般的な活動動向を示す指数は前期からほぼ変わらなかった。

米WTI原油価格の年末予想は平均で1バレル80ドルとなり、2年後は83ドル、5年後は90ドルとの予想が示された。

新鉱区の採掘で利益を確保するのに必要な価格水準は平均64ドルと、1年前から2ドル上昇した。

天然ガス価格は数年ぶりの安値圏にあり、一部の企業は掘削するガス井の数を減らす計画。

天然ガス指標価格ヘンリーハブの年末予想は100万BTU(英国熱量単位)当たり2.59ドルで、2年後は3.18ドルとなった。調査時のスポット価格は同1.44ドルだった。

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