リーバーマン元米上院議員が死去、2000年の民主党副大統領候補

[27日 ロイター] - 2000年の米大統領選で民主党の副大統領候補だったジョゼフ・リーバーマン元上院議員が27日、ニューヨーク市で死去した。転倒に伴う合併症を患っていた。82歳だった。家族が発表した。

エール大学法科大学院を修了したリーバーマン氏は、コネティカット州上院議員や州司法長官を経て、1988年の米上院選で初当選。2000年の大統領選ではユダヤ系として初めて副大統領候補に指名され、民主党のアル・ゴア大統領候補と組んで共和党のジョージ・W・ブッシュ候補と戦ったが、僅差で敗れた。

リーバーマン氏は04年の大統領選では民主党候補指名争いに参戦したが、イラク戦争を支持したことが裏目に出て支持が伸びず、途中で撤退した。

同氏は06年の米上院選では民主党予備選で敗北したが、無所属として立候補して議席を勝ち取った。

一方で08年の大統領選では共和党候補ジョン・マケイン氏への支持を表明。だが16年の大統領選では民主党ヒラリー・クリントン候補、20年はジョー・バイデン候補を支持した。

任期6年の上院議員を4期務め、13年に引退した。

最近では中道政治団体「ノーレーベルズ」の共同議長として、今年11月の大統領選へ向け第3の候補を擁立する取り組みを進めていた。

葬儀は29日に地元コネティカット州スタンフォードで執り行われる。

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