米ジェフリーズ、純利益が伸び悩む ヘッジファンド閉鎖で

Mehnaz Yasmin Lananh Nguyen

[27日 ロイター] - 米金融グループのジェフリーズ・ファイナンシャル・グループが27日発表した第1・四半期(2023年12月―24年2月)決算は、普通株主に帰属する純利益が前年同期比12%増の1億4960万ドル(1株当たり0.66ドル)にとどまった。

LSEGのデータによると、一時費用を除く1株利益は0.69ドルで、アナリスト予想の平均0.75ドルを下回った。株価の悪材料となり、時間外取引で一時1.4%下落し、45.5ドルを付けた。

ヘッジファンドのワイス・マルチストラテジー・アドバイザーズ閉鎖に伴う税引前損失が5500万ドルに上った。これが投資銀行部門と資産管理部門の足を引っ張り、全体的な利益の伸び悩みにつながった。

ジェフリーズの決算は、4月中旬から発表が始まる米大手銀行の決算の先行指標として投資家やアナリストが注目している。

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