宇都宮の桜開花は4月にずれ込む? 春の足音はどこまできてるのか

とちぎテレビ

栃木県内では27日、広い範囲で穏やかな陽気となりました。先日からお伝えしている桜の開花状況ですが、気になるつぼみはどのようになっているのでしょうか。

宇都宮市の新川沿いの桜並木。まだお花見シーズンとは言えませんが、多くの桜のつぼみはピンク色に色付き始めています。日当たりの良いところでは何輪か花が開いているのも確認できます。

宇都宮市を流れる新川の川沿いには、約600メートルにわたって60本ほどのソメイヨシノが植えられています。新川の川沿いでは現在、ぼんぼりの点灯や屋台が出店して桜の開花を待ちわびていますが、まだ見頃を迎えていません。

民間の気象会社・ウェザーニューズによりますと、開花の予想は4月2日で平年の開花日(3月30日)よりも3日遅くなっています。実際に開花が4月にずれ込んだ場合、宇都宮では2017年のシーズン以来、7年ぶりになるということです。

ウェザーニューズは、開花の遅れの主な原因として、3月に気温の低い日が続いたことを上げています。このほかにも、今シーズンは記録的な暖冬の影響で一定の寒さが足りず、開花のスイッチが入らない、いわゆる「休眠打破」が十分に行われていない可能性があるとみています。

近いようで遠い春の足音、皆さんもお近くの桜の木々に注目してみてはいかがでしょうか。

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