園舎に笑顔と涙で別れ 久世保育園閉園式 57年の歴史に幕/岡山・真庭市 

久世保育園の閉園式が27日、同園=岡山県真庭市=で開かれ、園児や保護者、職員ら約170人が慣れ親しんだ園舎に笑顔と涙で別れを告げた。

式は創立時の記念歌で始まり、1年の出来事をまとめたDVDの上映、園生活の思い出や風景を歌詞に織り交ぜた歌をみんなで歌うなどして、地域に愛された園舎に感謝の気持ちを込めた。卒園する18人を含む園児はホールいっぱいに笑顔で歌声を響かせ、涙ぐむ保護者や職員も見られた。

1966年に開園し、老朽化などに伴う公立園の再編で、57年の歴史に幕を下ろす。市は同保育園と久世第二保育園の機能を集約した公立の認定こども園を2026年度以降に早期に整備する計画。

感謝の気持ちを込めて歌う卒園児

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