「那須雪崩事故から7年」事故現場の近くには臨時の献花台 高校生ら8人の犠牲者を悼む

とちぎテレビ

那須町で部活動での登山講習会中に高校生ら8人が亡くなった雪崩事故から27日で7年となりました。事故現場の近くには臨時の献花台が設けられ、訪れた人が犠牲者を悼みました。

この事故は今から7年前の2017年3月27日、那須町で部活動による登山講習中だった大田原高校山岳部の男子生徒7人と顧問の男性教諭1人の計8人が、雪崩に巻き込まれ死亡したものです。

山は26日まで降った雪で白く覆われ、27日朝は7年前の事故当日のような天候となりました。

事故現場の斜面が望める展望台に設置された献花台には、雪崩が発生した時刻に合わせて栃木県山岳・スポーツクライミング連盟の粂川章会長などが訪れ、犠牲者を悼みました。

また、60代の女性はこの事故を風化させないようにしたいとの思いから娘や孫と3人で献花に訪れました。献花台は28日まで設置されています。

この事故を巡っては、講習会の責任者だった教諭ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われ、判決が5月30日に宇都宮地方裁判所で言い渡される予定です。

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