球界の歴史に名を刻む球場 装い新たに新たな時代へ 宮原運動公園野球場

とちぎテレビ

4月1日から供用が始まる宇都宮市の「宮原運動公園野球場」。27日に行われた記念式典では宇都宮市の佐藤栄一市長など約130人が出席し、テープカットや始球式などが行われました。

その後は、球場に近い陽南中学校と一条・雀宮中学校の合同チームの記念試合が行われ、真新しい球場が歓声に包まれました。

宮原野球場は、1932年に建設された宇都宮常設野球場の流れをくんでいます。1934年には、球界の伝説、沢村栄治とベーブ・ルースが日米野球で対戦するなど日本の野球史に球場の名を刻みました。

2017年から7年の歳月を経て生まれ変わった宮原野球場は、両翼ともに97.5メートル、センターは122メートル。改修前に約9000席あった観客席は、バックネット裏と内野のみの1200席に縮小したほか、ナイター設備を廃止しました。

改修の内容について宇都宮市は、市内にある清原球場との差別化を図るためとしています。

一方でバックネット裏の観客席には、暑さ対策のために屋根が設置され、バリアフリーに対応したエレベーターやトイレなども設けられました。

改修された球場では主に、小中学生の大会や草野球などでの使用を想定しているということです。

また球場の周辺には今後、市が普及に力を入れている3人制バスケットボール・3X3のコートの設置も予定されています。

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