Shinichi Uchida
［東京 ２８日 ロイター］ - 岩谷産業は２８日、コスモエネルギーホールディングス株を追加取得し、持分法適用関連会社にしたと発表した。２７日に２５万株を取得し、議決権比率が２０．０７％に高まった。
２０２４年３月期連結業績への影響に関しては、負ののれん発生益を営業外損益として計上見込みで金額は精査中という。コスモエネＨＤの純利益の持ち分は来期から持分法による投資損益として計上する。
岩谷産業は昨年１２月にコスモエネＨＤ株式を旧村上ファンド系の投資会社などから取得したと発表。約１７４０万株を１０５３億円で買い取り、持ち株比率は０．０７％から１９．９３％に上昇した。その際、公正取引委員会の審査で排除措置命令を行わないとの通知があれば、旧村上ファンド系から２５万株を追加取得する予定としていた。。
両社はこれまで水素事業で協業を進めてきたが、脱炭素の取り組みや既存の取引分野に関する関係強化についても検討を進める予定で早期の合意に向け協議していくという。
