ドジャースが正捕手ウィル・スミスと10年契約 捕手史上最長契約

レギュラーシーズン開幕を翌日に控えた日本時間3月28日、ドジャースは正捕手ウィル・スミスと10年契約を結んだことを発表した。捕手史上最長の契約となり、契約総額は1億4000万ドルであることが報じられている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、1億4000万ドルのうち3000万ドルは契約ボーナスで、今年11月と来年1月に1500万ドルずつ支払われる予定。また、10年間の年俸のうち毎年500万ドルが後払いとなっており、契約が満了する翌年の2034年から10年間にわたって支払われるようだ。

現在29歳のスミスは2016年ドラフト全体32位指名でドジャースに入団し、2019年にメジャーデビュー。2021年からは強打の正捕手として毎年126試合以上に出場し、少なくとも19本塁打、76打点、OPS.797をマークしている。2025年シーズン終了後にFAとなる予定だったが、今回の10年契約により、38歳で迎える2033年シーズンまでドジャースの一員としてプレーすることに。ドジャース一筋のキャリアを過ごす可能性が極めて高くなった。

スミスは「2016年にドラフト指名を受けて以来、僕はこのチームにいることが大好きだった。このチームにいなければ、今の自分はいないと思っている」とコメント。「だから、おそらくドジャースでキャリアを終えられることになったのは、僕にとって大きな意味がある。これ以上嬉しいことはないし、このうえなくワクワクしているよ。ワールドシリーズ制覇にこれほどコミットしている組織は他にないし、野球に関して言えば、それが僕にとって最も重要なことなんだ。これからの10年間が楽しみだよ」と10年契約を結んだ喜びを口にした。

アンドリュー・フリードマン編成本部長は「ウィルをドジャースに引き留めることは、我々がやらなければいけないことのリストの最上位にあった。交渉のなかで、彼はここに残りたいという強い意志を示してくれたし、我々も残ってほしいと繰り返し伝えてきた。だから、契約延長が実現したのは我々全員にとって非常にエキサイティングなことだ」とコメント。2020年にワールドシリーズ制覇を経験し、昨季は初のオールスター・ゲーム選出も果たした強打の正捕手は、今後もドジャースの一員として輝かしいキャリアを過ごしていくことになるだろう。

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