X（Twitter）のPremiumユーザーは今週、オーナーのイーロン・マスク氏が設立したAI企業『xAI』のチャットボット「Grok」を使えるようになります。
AIは人類が体験したことのない新しい音楽ジャンルを作れるか? Claude 3 OpusとSuno V3に問うた結果(CloseBox)
これまでもXでGrokを使うことはできましたが、それは月額16ドル(日本では月額1960円)のPremium+プラン加入者に限定されていました。それが、月額8ドル(日本では月額980円)のPremiumプランでも使えるようになるということです。
単純に支払額が約半分のプランでGrokが使えるようになるのは、ユーザーにとってはうれしい話です。マスク氏はXに、Grokの利用可能範囲の拡大のアナウンスと、このAIチャットボットとの会話を直接投稿する方法の説明動画をシェアしました。
Grokはイーロン・マスク氏がOpenAIに対抗すべく設立したAI企業、xAIのAIチャットボットです。発表当初、その強化学習にはXのデータを使用し、他社のAIチャットボットに比べ新しい情報に関する質問にも回答できることが利点だと主張されていました。
その後、Grokはベータ版としてXの最も高価な月額プランであるX Premium+に提供されています。
ちなみにxAIは、3月中旬にこのチャットボットのベースとなる大規模言語モデル「Grok-1」をオープンソース化することを発表しています。
動画生成AI「Sora」のオープンソース版「Open-Sora 1.0」公開、AI同士を掛け合わせて高品質なAIを自律的に生み出す手法など重要論文5本を解説(生成AIウィークリー)
中国、政府機関のIT機器からインテルおよびAMDプロセッサ排除へ。ArmとRISC-V、国産Linux主流の新ルール制定
