ヤンキースが三角トレードで便利屋バーティを獲得 2022年盗塁王

DJ・ラメイヒューが右足を痛めて出遅れる予定のヤンキースは、レイズ、マーリンズとの三角トレードを成立させ、ラメイヒューの穴を埋めるユーティリティ・プレーヤーの獲得に成功した。日本時間3月28日、ヤンキースは三角トレードでマーリンズからジョン・バーティを獲得したことを発表。なお、このトレードで、レイズは控え捕手としてヤンキースからベン・ロートベットを獲得し、マーリンズはヤンキースからジョン・クルーズ、レイズからシェーン・ササキという2人のプロスペクト(若手有望株)を手に入れている。

現在34歳のバーティは一塁以外の内外野6ポジションを守ることができるユーティリティ・プレーヤー。2022年には102試合に出場で41盗塁をマークして盗塁王のタイトルを獲得し、自己最多の133試合に出場した昨季は打率.294、7本塁打、33打点、16盗塁、OPS.749を記録した。アーロン・ブーン監督は「バーティの加入に興奮しているよ。本当に優秀な選手を手に入れることができたと思っている」とコメント。ラメイヒュー不在のあいだは正三塁手として起用される見込みであり、準備が間に合えば開幕スタメンに起用される可能性もあるとみられている。

ロースターの40人枠に捕手が1人しかいない状態が続いていたレイズは、マイナー契約のアレックス・ジャクソンを控え捕手に据えることが有力視されていたが、ロートベットを獲得することで控え捕手不在の問題を解決。現在26歳のロートベットは2021年にツインズで39試合、昨季はヤンキースで32試合に出場したが、通算打率.146、5本塁打、OPS.489にとどまっている。ただし、昨季マイナーAAA級では29試合に出場して打率.286、6本塁打、OPS.900を記録した。

マーリンズが獲得したクルーズはドミニカ共和国出身の18歳の外野手で、昨季はルーキー級の48試合で打率.294、10本塁打、OPS.907を記録。ヤンキースの球団別プロスペクト・ランキングでは28位にランクインしていた。また、ササキはハワイ出身の23歳の外野手で、昨季はA+級で64試合に出場して打率.301、7本塁打、12盗塁、OPS.840を記録。レイズの球団別プロスペクト・ランキングのトップ30には含まれていなかった。

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