豪求人数、12―2月は6.1%減 2年半ぶり低水準

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が28日発表した2023年12月─24年2月の求人件数は、前期比6.1%減、前年同期比17.7%減の36万3800件(季節調節済み)となり、21年8月以来で最低となった。労働者需要の落ち着きを示しているが、新型コロナウイルスのパンデミック直前に比べるとなお60%多い水準。

民間、公的セクターともに前期比6.1%減少した。

少なくとも1件の求人がある企業の割合は18.3%で、ピークだった22年の27.7%から減少している。

ここ数年は労働者の引き合いが強いが、熟練労働者や外国人留学生が急増したことで、雇用市場は一時のひっ迫状態が緩和されている。

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