上沢直之がRソックスへ移籍 40人枠入り確定も開幕はマイナーか

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、レッドソックスがレイズから上沢直之を獲得することが決まったようだ。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者は金銭トレードであることを報じている。上沢はレイズで開幕ロースターに残れないことが決まり、マイナー契約に含まれていた「譲渡条項」を行使。レッドソックスがロースターの40人枠に入れる意思を示したため、レイズは自軍の40人枠に入れるかトレードするかを選択しなければならず、最終的には金銭トレードで放出することを選択した。

ポスティング制度を利用してレイズとマイナー契約を結び、開幕ロースター入りを目指していた上沢だったが、オープン戦は4試合(うち2先発)に登板して0勝1敗、防御率13.03、被打率.349、WHIP2.38と結果を残せず、マイナーキャンプ行きを通告された。ここで上沢は他球団に移籍してメジャーでプレーする機会を模索するために「譲渡条項」を行使。他球団が上沢をロースターの40人枠に入れる意思を示した場合、レイズは自軍の40人枠に入れるかトレードするかを選択しなければならなくなった。

レイズは上沢のポテンシャル自体は評価しており、有事の場合に備えた先発要員としてマイナーに残ってもらうことを希望していたが、ロースターの40人枠に上沢を入れることはできないと判断。先発陣に故障者が出て、先発要員の補充を必要としていたレッドソックスへの金銭トレードが決まった。「譲渡条項」を行使したうえでの移籍のため、上沢がレッドソックスの40人枠に入るのは確定。ただし、開幕ロースター26人には入らない見込みであり、マイナーAAA級で開幕を迎えることになりそうだ。

レッドソックスはエースとして期待された新戦力ルーカス・ジオリトが右ひじの手術で離脱。ブライアン・ベヨ、ニック・ピベッタ、カッター・クロフォード、ギャレット・ウィットロック、タナー・ハウクの5人が開幕ローテーションを形成する。ほかにもチェイス・アンダーソン、クーパー・クリスウェルといった先発候補がおり、上沢は先発8番手くらいの位置付け。メジャー出場の前提となる40人枠入りはクリアしたが、メジャーでの出場機会を得るためには、マイナーでしっかり結果を残すことが求められる。

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