人民元を手にする中国工商銀行の行員。（資料写真、北京＝新華社記者/陳曄華）
【新華社北京3月28日】世界の銀行の送金システムを運営する国際銀行間通信協会（SWIFT）がこのほど発表した2月の月次報告とデータ統計によると、国際決済に占める人民元のシェアは4.0％と世界4位を維持した。
上位3位はドル（46.6％）、ユーロ（23.3％）、ポンド（6.9％）の順となり、円（3.7％）は5位を保った。人民元建て決済額は前月比20.5％減少、全通貨の決済額は10.4％減少した。ユーロ圏を除いた地域での人民元のシェアは2.8％で5位だった。
人民元決済はここ数カ月、世界の決済において注目を集めており、シェアは23年11月、22年1月以降1年10カ月ぶりに円を抜いて世界4位に躍進した。
