50代男性警察官をセクハラで処分 職務中にマウス操作する女性の手を数回触り、LINEも月40回

京都府警本部

 京都府警は28日までに、部下の女性にセクハラをしたとして当時八幡署に勤務していた50代男性警部補を本部長訓戒、警察手帳を一時紛失した当時宇治署の20代男性巡査を所属長訓戒のそれぞれ内部処分にした。処分はいずれも14日付。

 府警によると、男性警部補は2022年10月ごろ~昨年11月ごろ、部下の女性に対し、パソコンのマウス操作をしている手を職務中に数回触ったほか、一方的に私的なLINE(ライン)のメッセージを月40回程度送信したという。監察官室の調べに警部補は「自分の感覚のずれや配慮のなさで不快な思いをさせて申し訳ない」と話している。

 また、男性巡査は今年1月19日、宇治市の路上で職務中、無線機器と警察手帳のひもが絡まり、ほどいた際に警察手帳を落とした。通行人が約17分後に見つけ、悪用された被害はなかったという。監察官室は「職員への指導、人事管理を徹底する」としている。

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