“BIG神奈川ダービー”へ…松原健「マリノスのサッカーを貫くだけ」大南拓磨「フロンターレファミリー全員で勝利を掴む」

明治安田J1リーグ第6節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレの“BIG神奈川ダービー”が行われる。横浜FMの松原健、川崎Fの大南拓磨が、会場の日産スタジアムでこの一戦に懸ける思いを語った。

通算対戦成績は、横浜FMの19勝9分け23敗。昨季2度の対戦は1勝1敗で、ともにアウェイで勝利を収めている。「お互いそれぞれのサッカーが確立されている中、ワクワクする試合が展開できると思っています」と松原。「マリノスのサッカーを貫くだけです。ACLを含めて良い成績で来ているので、それを出すだけです」と自信を示した。大南は「ダービーは注目を浴びる試合ですし、勝利が全てだと思うので、フロンターレファミリー全員で勝利を掴みたい」と意気込んだ。

©1992 Y.MARINOS / ©KAWASAKI FRONTALE

攻撃的なスタイルを志向するチーム同士の一戦。横浜FMはハリー・キューウェル新監督を招聘し、アンカーを配置する『4-3-3』布陣に変更。川崎Fは鬼木達監督8年目を迎え、今オフは大幅な血の入れ替えを図った。川崎Fの印象について、松原は「個の技術が優れた選手が多いので、一瞬でも気を抜いたらやられてしまう」と警戒。今季新加入ですでに公式戦5得点をマークしているFWエリソンの名前を挙げ「来て間もないのにすごくフィットしている印象」と話した。一方の大南は「(横浜FMは)違いを生み出せる選手が多く、縦に速いサッカーをしてくるので、ディフェンス陣は90分間集中を切らさずにやることが勝負の鍵になってくる」と展望した。

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またこの一戦は水曜日のナイトゲーム開催。学校や仕事を終えて、スタジアムに向かうファン・サポーターも多いことだろう。「サポーターの声援は後押しになります。水曜日なので仕事などあると思いますけど『仕事を早めに切り上げてスタジアムに来ました。』『この日のために休みました』と言ってくれる人たちもいるので、そういった気持ちを汲むためにもこの一戦は重要ですし、必ず勝ちたい(松原)」。「今回は日産スタジアムですけど、“等々力劇場”という言葉があるくらい、サポーターは『これはいけるな』と思わせてくれる存在です。ピッチに入った瞬間、観客席がいっぱいになっていると力が入りますし、『絶対に勝つ!』という気持ちが強くなります。ありがたい存在ですし、だからこそ勝ちたい」とそれぞれ勝利を誓った。

横浜FM対川崎Fの一戦は、日産スタジアムにて4月3日(水)19時キックオフを迎える。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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