米国防長官、フィリピンへの支持再確認 中国の「危険な」行動非難

[マニラ 28日 ロイター] - オースティン米国防長官は、フィリピンとの相互防衛条約に対するコミットメントを再確認し、中国が先週放水銃を使ってフィリピンの補給船を妨害したのは危険だと批判した。

米国防総省の発表によると、オースティン氏はフィリピンのテオドロ国防相と27日に電話協議し、中国が南シナ海のセカンド・トーマス礁(フィリピン名・アユンギン礁、中国名・仁愛礁)で「フィリピンの合法的な補給活動を妨害」したことを受け、「フィリピンに対する米国の揺るぎないコミットメント」を再確認した。

また、フィリピンの主権的権利と管轄権の保護に対する支持を強調した。

中国国防省は24日、セカンド・トーマス礁周辺で前日に海警局の船がフィリピンの補給船に放水銃を使って妨害したと指摘されたことについて、フィリピンに「挑発的」な行動をやめるよう要求した。

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