全国的に暖かい すべての地方に「高温に関する早期天候情報」も 気象庁1か月予報

 気象庁は28日(木)、向こう1か月(3/30~4/29)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に4月上旬にかけては、気温がかなり高くなりそうだ。

 低気圧の影響を受けにくく、高気圧に覆われる時期があるため、北日本の日本海側は向こう1か月の降水量が平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見通し。一方、低気圧や前線などの影響を受けやすい西日本は、向こう1か月の降水量が平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。沖縄・奄美は、向こう1か月の降水量が平年並みか多い見込み。

■高温に関する早期天候情報

 全国的に向こう2週間は、気温が平年より高い日が多い見込み。特に、4月4日(木)ごろから5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は全国すべての地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。北海道は融雪に、積雪が多い地域はなだれにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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