瀬戸内の旅をライカで撮影したコムロミホ写真展「猫のよう」

By CAPA編集部

コムロミホさんの写真展「猫のよう」が、2024年4月2日より開催されます。

■展示作品ギャラリー (タップ/クリックで拡大します)

2022年に開催した写真展「猫のよう」の撮影をきっかけに、初めて尾道を訪れたコムロさん。尾道の「猫の細道」にすむ猫たちは、通りすがりの人たちに声をかけてもらい、撫でてもらい、とても幸せそうだっといいいます。その姿に、瀬戸内を旅する自身を重ねて作品にまとめました。

しまなみ海道から尾道にかけての情景に魅了されたコムロさんは、以来そこへ通い続けました。島々の美しい風景や、おせっかいなほどに優しい瀬戸内の人々、そして伸び伸びと生活する猫たち。本展では、年月をかけて成長させた作品群を同じタイトルで発表します。

「訪れる度に迎え入れてくれる人の温かさを感じる一方で、古家が自然へと移り変わっていく儚さに、人生の移り変わりを感じるようになった」とコムロさん。「変わらないように見えても変化し続ける日々。その一瞬を大切にしたいからこそ、シャッターを切っていきたい」

作品は、「ライカM11」とアポ・ズミクロン 35mm / 50mmで撮影されました。硬質なモノクロ表現と、アトリエマツダイラによる最高級モノクロプリント「ピエゾグラフィー」の美しさにも注目です。

写真集の開催に合わせて、写真集『猫のよう』(MONO GRAPHY BOOKS) も刊行。会場でも販売されます。

コムロミホ写真展「猫のよう」

会期 2024年4月2日 (火) ~14日 (日)
会場 Roonee 247 fine arts
住所 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F
時間 12:00〜19:00 (最終日は16:00まで)
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ Roonee 247 fine arts (TEL 03-6661-2276)

コムロミホ (Miho Comuro)

福島県出身。スタイリストになることを夢見て、文化服装学院でファッションを学ぶ。撮影現場に携わる中、カメラに興味を持ち始める。その後、カメラマンアシスタントを経て、現在は広告や雑誌で撮影。カメラに関する記事の執筆や講師も行う。また、ライフワークでさまざまな街へ旅しながら、ストリートスナップを撮り歩いている。2020年にはカメラや写真が好きな人が集まるスペースとして、写真集専門の書店兼ギャラリー「MONO GRAPHY Camera & Art」を東京・日本橋小伝馬町にオープン。
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