英利下げ、「かなり先の話」─ハスケル中銀政策委員=FT

[28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のハスケル委員は利下げは「かなり先の話」という認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が28日報じた。

ハスケル氏は先週の金融政策委員会で利上げへの支持を撤回し、金利据え置きに賛成票を投じた。

同氏は「総合インフレ率の低下は非常に良いニュースだが、われわれが本当に気にしていることについては参考にならない。われわれが本当に気にしているのはインフレの持続性と基調インフレだ」とし「利下げはかなり先の話だと思う」と述べた。

同氏は何がインフレの持続性と基調インフレを示す指標になるか模索しているとし、「総合インフレ率がインフレの持続性を示す良い指針になるとは思わない」と述べた。

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