【センバツ】4強入り健大高崎 主将・箱山遥人が大活躍「勝つチームのキャプテンでありたい」

タイムリー三塁打を放った箱山遥人

第96回選抜高校野球大会の第9日(28日)準々決勝、第2試合は健大高崎(群馬)が昨年覇者の山梨学院を6―1で下し、12年ぶりの4強入りを果たした。

5回一死一、三塁で1番・斎藤(2年)が中前への適時打で先制すると続く2番・田中(3年)も中前へタイムリー。なおも二死二、三塁で4番・箱山(3年)にも適時三塁打が飛び出し、この回だけで一挙4得点で試合の主導権を握った。一方の投手陣は先発した佐藤(2年)が5回58球1安打無失点で試合をつくり、2番手で登板した石垣(2年)は4回を投げて1失点で食い止めた。

3打数3安打、3打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献した主将の箱山は「山梨学院に勝てることができてうれしいです。日に日にコンディションが良くなってきました。今日も初回からいつもよりよく動くと感じていました」と素直に喜びを口にした。もちろん、まだ終わりではない。「勝つチームのキャプテンでありたいとの自分の思いがあるので、チームをまとめられるように頑張りたい」と誓った。

青柳監督は「攻めていたので何とか先制点を取りたかった。今日は箱山の活躍でチームの勝利につながった」と主将をねぎらい、準決勝の星稜戦に向けて「次の試合に向けてコツコツ守りを固めることが大事。粘り強く1点1点積み重ねて勝ちたい」と気を引き締めていた。

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