【2024開幕戦】オリックス4連覇へ宮城大弥が先陣 ソフトバンク有原航平は自身3度目の大役で初勝利狙う

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5年目で初の大役務める宮城大弥

2024年のプロ野球が29日にいよいよ開幕する。パ・リーグ4連覇、そして日本一奪回を狙うオリックスは、京セラドーム大阪にソフトバンクを迎える。

まっさらな開幕マウンドに立つのは5年目で初の大役を務める宮城大弥。昨季は22試合に先発してリーグ最多の3完封を記録するなど10勝(4敗)を挙げ、リーグ3位の防御率2.27をマーク。3年連続2ケタ勝利を達成し、リーグ3連覇にも大きく貢献した。

今季もキャンプから順調に調整を進め、3月に入ってからは侍ジャパンの親善試合(欧州代表戦)、15日のウエスタン・リーグ開幕戦(くふうハヤテ戦)、そして22日の阪神とのオープン戦と3試合に登板。いずれも無失点に抑え、完璧な仕上がりを見せている。

昨季のソフトバンク戦は5試合に登板して2勝1敗、防御率1.80と好相性。ただ、近藤健介には16打数7安打1本塁打、今宮健太にも13打数5安打1本塁打と相性の悪い打者には、注意を払いたい。

3年連続投手4冠に輝いた絶対的エース・山本由伸が抜けた今季、新エースとしての期待が大きい5年目左腕。初の開幕投手を白星で飾り、幸先の良いスタートを切りたい。

有原航平が日本ハム時代の2020年以来3度目の開幕投手へ

一方、ソフトバンクの開幕投手は昨季チームトップの10勝を挙げた有原航平が務める。右腕は日本ハムに所属していた2017年と2020年の2度大役を経験しており、今回が4年ぶり3度目となる。

オープン戦は3試合に登板して0勝1敗、防御率2.77。開幕前最後の登板となった3月22日の広島戦では、5回59球を投げて1安打、5奪三振、無失点の好投で締めくくり、中6日空けて万全の状態で開幕戦に臨む。

オリックス戦は昨季3勝3敗、防御率2.25とまずまずの内容。森友哉に11打数6安打1本塁打、頓宮裕真には17打数7安打3本塁打と打ち込まれている打者はいるが、昨年7月25日には敵地で11奪三振の完封勝利も挙げており、決して苦手としているわけではない。

過去2度の開幕投手は、いずれも敗戦投手となっている8年目右腕。リーグ3連覇中の難敵を相手に、3度目の正直なるか注目だ。

その他のパ・リーグ開幕戦の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
楽天・早川隆久-西武・今井達也(楽天モバイル)
ロッテ・小島和哉-日本ハム・伊藤大海(ZOZOマリン)



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