「ようやくできた」宮古駅にエレベーター バリアフリー化進む

エレベーターを利用する高橋智会長ら

 宮古市と三陸鉄道(石川義晃社長)は宮古駅に新たにエレベーターを整備し、26日に使用開始した。JR路線も乗り入れる主要駅のバリアフリー化を進め、利便性向上や利用増につなげる。

 11人乗りのエレベーター2基を新設し、陸橋とホームの昇降が便利になった。視覚障害者のための誘導ブロックや転落防止柵も整備。工期約3年、事業費約5億5千万円で国と県の補助を活用した。

 車いすを利用する、市身体障害者福祉会の高橋智会長(61)は「(既存の)階段昇降機は時間がかかり大変だったので、ようやくできてうれしい。駅の利用者が増えることを期待したい」と話した。

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