河合優実と坂東龍汰は撮影現場でも劇中同様にチグハグだった!? 自信作「RoOT / ルート」をアピール

テレ東ほかで4月2日にスタートするドラマ「RoOT / ルート」(火曜深夜0:30。Netflixで見放題独占配信)の第1話先行上映会が開催され、ダブル主演を務める河合優実坂東龍汰と、共演の寺本莉緒篠原篤土屋貴史監督が登壇した。

「RoOT / ルート」は、P.I.C.S./此元和津也氏原作で、「ビッグコミックススペリオールダルパナ」(小学館)で連載中の漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」の作中に登場する若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーが描かれていく。河合は街の小さな探偵事務所で働くクールで孤独な19歳の探偵・玲奈を、坂東はその部下で凶運のポジティブ新人・佐藤を演じ、2人がある奇妙な運転手の素行調査から、次第に大きな事件へと巻き込まれていく群像“ヒューマン”ミステリーが展開する。

河合は自身の役どころについて、「外面はクールだけれど、自分が信じたことや解き明かしたい謎に対しては真っすぐな人。クールと情熱は対照的な言葉だけれど、自分の信念に関しては情熱的な人だと思いました」と紹介。また、「いろいろな撮影現場がありますけど、今回の現場の雰囲気はピカイチでした!」と、いい雰囲気の中で撮影が行えたことに充実した表情を見せた。

坂東も「佐藤はポンコツで、玲奈さんの足を引っ張りがちな新人探偵ですが、憎みきれないところもある。演じていて楽しかったので、視聴者の皆さんには最後まで見放さないでほしいです(笑)」と冗談を交えつつ、役柄の魅力に触れた。

玲奈の親友で売れっ子キャバ嬢・花音に扮(ふん)した寺本は、「花音と一緒にいる時の玲奈はよく笑ってくれるので、全体を通して2人のシーンはほっこりとしてもらえると思います」と見どころを挙げると、河合も「確かに玲奈がにこやかなのは花⾳とのシーンだけだと思う」とうなずく。すると、坂東は「僕とのシーンは笑っていないし、どちらかと言えば眉間に皺が寄っていた」と言って笑いを誘った。

ドラマと世界観を共有するアニメ「オッドタクシー」では主人公であるタクシー運転手・小戸川役を演じた篠原は、「原作ファンも多いし、アニメのイメージもあるし…。俺だけ実写の中でアニメに差し替えられていたらどうしようかと思ったけれど、ちゃんと僕が映っていたので安心しました」と胸をなで下ろした。しかし、アニメの大ファンだという坂東からは「本読みの時に小戸川が実写で現れたらこのトーンでくるだろうという、ドンピシャの声が聴こえてきて鳥肌が立った」と太鼓判を押し、河合からも「完成版を見てもすごいと思った」と絶賛され、篠原は「みんないいヤツだなぁ」と感慨にひたっていた。

また、「RoOT / ルート」は河合と坂東のバディが大きな魅力となっており、坂東が「不安を分かち合った」と河合との共演を振り返るも、河合は「不安を分かち合った? どれ?(笑)」とかわし、たまらず篠原が「一方通行だな」とツッコミ入れると、坂東は「普段から玲奈と佐藤の関係性と一緒です。完全に一方通行でやらせていただいています」と、現場でも役柄同様の間柄だったことを笑いながら明かした。

最後に、河合は「このドラマのことを口コミやSNSでいろいろな人に広めてほしい。私も完成作を見て、これはなかなか見たことのない種類の面白いドラマになったと思ったので、皆さんにもワクワクしながら最後まで見てほしいです」とアピール。

坂東も「このドラマは映像も音楽もおしゃれでカッコよくてテンポもよくて、見応えのある作品になりました。深夜枠というのもよくて、寝る前のちょっとした楽しみとして、深夜のテンションで見てもらいたいです」と呼び掛けた。

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