2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

 【新華社武漢3月28日】中国の歴史資料に「睡虎地秦簡」と呼ばれるものがある。湖北省孝感市雲夢(うんぼう)県の睡虎地秦墓で1975年に発見された竹簡群で、秦王朝の官吏だった喜という人物の墓から人骨とともに出土した。秦の政治や法律、文化などを知る上で重要な学術価値を持つ。

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

 この貴重な資料の所有者だった喜の人骨の総合研究がこのほど、所期の成果を上げ、研究成果と3D印刷した喜の復元像が湖北省博物館(武漢市)で一般公開を前に報道陣に公開された。

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

 同博物館と湖北省文物考古研究院、吉林大学考古学院は2019年、雲夢睡虎地M11墓の被葬者、喜の骨格に関する総合研究を開始。研究チームは同位体比測定やDNA解析、3D印刷などの技術を活用し、多方面から研究を進めた。

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

 M11墓からは竹簡1155枚が出土した。うち「編年記」には、秦昭襄王元(紀元前306)年から秦が全国を統一した始皇30(同217)年までの主な出来事と喜の個人的事柄が記載されている。(記者/肖芸九)

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

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25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

2200年前の秦王朝官吏を3D印刷で復元 歴史的竹簡の所有者

25日、3Dプリントで復元された雲夢睡虎地秦簡の所有者「喜」。(武漢=新華社記者/肖芸九)

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