東海テレビの元アナウンス部長(太田市出身)を起用 メディア露出拡大へ群馬県が新ポスト 4月1日付

中村昌秀氏(県提供)

 メディアとの関係を構築し群馬県の認知拡大を図ろうと、県は28日、メディアプロモーション課に課長級の「メディア連携推進主監」を新設すると発表した。東海テレビ放送(名古屋市)でアナウンス部長などを務めた中村昌秀氏(56)=太田市出身=を充てる。就任は4月1日。

 県東京事務所を拠点に活動する。主に在京メディアに対し、番組の制作段階から企画提案などで関わり、報道や情報番組などで県の露出拡大を図る。合わせて、メディアプロモーション課に取材先の選定や取材調整といったサポートを担う職員も配置。同課職員と連携し露出拡大を狙う。

 山本一太知事は新設の狙いについて「制作側がアイデアを求めているところに、群馬県のいい物を売り込む仕組みを作りたいと思っていた。直接県のアイデアや構想を情報提供する攻めの姿勢が大事だ」と強調。人選について「これ以上ない最適な人物で、愛郷心があることが非常に大きなポイント。知識や経験をフル活用して励んで頂きたい」と期待した。

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