ニッサンがFE東京E-Prixに桜を強調する特別カラーで参戦へ。他チームへ着物提供のおもてなしも

 ニッサン・フォーミュラEチームとしてABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦する日産自動車は、3月29〜30日に東京ビッグサイト周辺で開催される2024年第5戦東京E-Prixに向けて、全チームに特注の着物を提供するほか、特別カラーリングで参戦する。

 フル電動フォーミュラレースに唯一の日本メーカーとして挑戦を続けているニッサンは、いよいよ開催を迎えるフォーミュラE東京E-Prixで初のホームレースを迎える。

 そんなニッサンは、来日するライバルチームを日本ならではの“おもてなし”の心で歓迎し、それぞれのチームカラーに着想を得た着物を提供。ファッションデザイナーでありJU-NNA創設者の中村淳氏によってデザインされた11着の着物は、東京E-Prixのレース当日に会場で展示されるとのことだ。

フォーミュラE東京E-Prixでホームレースを迎えるニッサンが制作した着物

「着物は日本の文化にとって非常に重要なものです。今回、ニッサンのような日本を代表するブランドから着物のデザインを依頼されたことは、とても刺激的な経験となりました。このコレクションでは、日本のホスピタリティを表現することを目指し、チームカラーやクルマから着想を得た着物をデザインしました」と中村氏。

 ニッサン・フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼ニッサン・フォーミュラEチームのマネージングダイレクターを務めるトマソ・ヴォルペは「中村氏のような優れたファッションデザイナーとのコラボレーションが実現したことを嬉しく思う。初のホームレースはチームにとって非常に重要な一戦だ。ライバルチームを歓迎しつつ、レースではしっかり勝利を手にしたい」と喜びを語っている。

桜が入れられたニッサン・フォーミュラEチームの着物
桜が入れられたニッサン・フォーミュラEチームの着物
桜が入れられたニッサン・フォーミュラEチームの着物
桜が入れられたニッサン・フォーミュラEチームの着物

 また、初のホームレースを迎えるニッサン・フォーミュラEチームは、週末のレースに「これまで以上に日本らしさを表現した」東京E-Prix限定カラーリングで参戦することを明らかにした。

 今季2024年シーズン10でサッシャ・フェネストラズとオリバー・ローランドがドライブする『ニッサンe-4ORCE 04』には、マシンサイドからリヤにかけて“桜”のイラストが施されているが、今回の限定カラーは、その桜がフロント部分に拡大されている。

 フロントウイング上段には『WE♡東京』という文字が入れられたニッサン・フォーミュラEの東京E-Prix限定カラーは、会場で絶賛カラーリングが施されている最中。初走行となる29日のシェイクダウンが楽しみだ。

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