雲南民族大学、特色ある人材育成モデルで異文化交流に貢献

雲南民族大学、特色ある人材育成モデルで異文化交流に貢献

バゲットサンドイッチの作り方を学ぶ学生。(資料写真、昆明=新華社配信)

 【新華社昆明3月28日】中国雲南省の雲南民族大学はこのほど、同大学瀾湄国際職業学院が2015年の設立以来、特色ある人材1232人を育成し、うち497人がメコン川流域諸国へ赴き、瀾滄江・メコン川流域の人々の人的・文化的交流の促進に貢献していると明らかにした。

雲南民族大学、特色ある人材育成モデルで異文化交流に貢献

タイで交流し、故郷を紹介する旅行管理専攻の学生。(資料写真、昆明=新華社配信)

 同大学の「2024年瀾湄ウイーク」および瀾湄国際職業学院が手掛ける特色ある人材を育成する「専門+(プラス)非通用語(英語、中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語など世界で広く通用する言語を除く、少数の国・地域で使われている言語)」モデルの成果報告会が22日午後、開かれた。同大学の邵維慶(しょう・いけい)副校長はスピーチで、瀾湄国際職業学院が人材育成の過程で「専門+非通用語」モデルを徹底し、10年間の経過を経て豊かな成果を得たと評価。学院の教員・学生がメコン川流域5カ国との対外交流を積極的に後押しし、瀾滄江・メコン川流域の人々の心の交流や文化交流に貢献することを期待すると述べた。

雲南民族大学、特色ある人材育成モデルで異文化交流に貢献

秘書学専攻の学生にラオスについて説明するラオス語の教員。(資料写真、昆明=新華社配信)

 同学院の呉化雨(ご・かう)院長は、専門知識と異文化交流能力を備えた優秀な人材を育成するため、今後も「専門+非通用語」モデルを継続・深化させると表明。同学院で訓練を受けた学生のうち497人がラオスやタイ、ミャンマー、カンボジアなどのメコン川流域諸国の大学に赴いて交流し、文化的相互理解と融合の促進に貢献していると述べた。

 「専門+非通用語」モデルの評価システムを構築するため、同大学は雲南省職業訓練鑑定協会と合同で東南アジア非共通語専業委員会を設立。22年に雲南省・東南アジア非共通語職業能力試験を開設し、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムの5言語のテストを実施している。(記者/荘北寧)

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