「婚約指輪をローンで買ったら義母からクレーム」「思い出の場所がまさかの…」「プロポーズに気づかなかった」などなど。私の爆笑プロポーズ物語

引用元:Joe Hendrickson/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに「結婚をする際にプロポーズはありましたか?感動・ツッコミ満載・くすっと笑えるエピソードを教えてください」と、大募集。ハッピーな気分になれるものから、くすっと笑えるものまで、たくさんのエピソードが集まりました。3児の父であり、共働き夫婦の事情に詳しいワーク・ライフバランスコンサルタントの大畑愼護さんに聞きました。

「ウエディングケーキをケチったら紙だった」「夫が作詞作曲した歌にどんより」などなど。結婚式まさかのハプニングエピソード

くすっと笑えるハプニング・エピソード

※文中の「彼」は、現在の夫となります。

「夜、車の中で指輪の箱をパカッ。しかし真っ暗で指輪が見えず『全然見えない!』って言ったら慌てて車内ライトつけていました」(ぴにゃママ)

「指輪の箱をパカっとしてプロポーズ。でも、パカってした時に、指輪が箱の奥の方に転がってしまって、笑ってしまいました。それもいい思い出です」(ココ)

「私が寝ている時に、彼がサプライズで薬指に指輪をはめてくれたのですが……。自分で指輪をするのも初めてなのに、他人に、しかも寝ている状態なのでかなり手こずり、割と早い段階で私は目が覚めていました。もう寝たふりと笑いをこらえるのに必死。でも不器用な彼が一生懸命に考えてくれた演出なので、思い出しては嬉しくなります」(ナム)

「旅行先の温泉宿に108本のバラを送って用意し、プロポーズで渡してくれました。部屋食が終わった後、ガサガサと大きな音がするので何事かと思ったら、バラの梱包を剥がす音でした(笑)」(たぴ)

「付き合って5年目の記念日に、『結婚式場でご飯が食べられるらしいよ』と誘われました。当日式場へ行くと大聖堂へ案内され、そこには花束を持った彼が……。緊張し過ぎて手が震え、膝をついて指輪の箱をパカッとするも上下逆(笑) 可愛くて、ちょっと笑ってしまった」(じゃじゃ)

「プロポーズはテイク3までやってもらいました! 婚約指輪が完成して引き取りに行った日の夜、『結婚してください』の言葉が欲しかった私は、テイク1『一緒にいてください!』『違う!』、テイク2『幸せにします!』『違う!違う!もっと、シンプルでいい!!!』と、かなりめんどくさいやりとりをしました(笑)」(すんすん)

せっかく頑張ってくれたのに、ごめんなさいエピソード

「クリスマスにプロポーズをしてくれました。彼は指輪の箱をパカっというタイプではないので、小さい箱を出された時に『わー!クリスマスプレゼントは私の大好きな高級チョコレートだー!』と、勘違いして『何それ!どこのチョコレート!?』と、アホみたいなことを言ってしまいました。『違うよ!』と、パカっと指輪出現。すごく驚き、ムードを壊してごめんなさいと思いました(笑)」(なつこ)

「4月1日だったのでエイプリルフールかと思い、なかなか信じることができませんでした」(あき)

「彼が『今日、プロポーズする!』と、ひそかに決意した日に喧嘩となり、私はふて寝。しかし彼は当日中に絶対したいと思ったようで、ふて寝している私を叩き起こしてプロポーズ。すごく嬉しかったものの、寝ぼけていたので何を言われたのかまったく覚えていません(笑)」(ピノ)

「熱い思いをしばらく話してくれて嬉しかったけど、長すぎて何を言われたのか覚えていない」(もも)

「婚約指輪はいらないと言っていたので、代わりにずっと欲しかったブランドのバッグを買ってくれた彼。仕事から帰宅したら、突然無言で大きな袋を渡されました。が、私はプロポーズと気づかなくて『ちょっと待って。手を洗ってくる』と、スルー。ほんとごめん、反省しました(笑)」(さや)

実は「さや」さんのように「プロポーズに気づかなかった」という方々の声が届きました。

意外に多い⁉ プロポーズに気づかなかった……すれ違いエピソード

「ディズニーランドホテルの宿泊者限定の庭で『結婚しようか?』と言われたのですが、指輪もバラも何もなかったので、ただの日常会話だと思い『うん!いつかしようねー!』と、流してしまった(笑) 本気のプロポーズと気づくまで、お互い数十秒固まっていました」(ちびむー)

「ふと『あれ?プロポーズしてくれたっけ?』と聞いてみたら『したよ』と。よくよく聞いたら、夫はプロポーズとしての言葉だったけど、私はとらえ方を勘違いしてプロポーズと気づかなかったようです(笑)」(つばめ)

「夫的には遠回しにプロポーズをしたつもりだったようですが、私はプロポーズだとは気が付かず(笑) やり直しをお願いしましたが、結局そのままです」(とかげちゃん)

プロポーズをした・していないのエピソードでは、男性側から貴重な体験談が寄せられました。

「プロポーズは当時の私の家でしました。私がソファに寝転がりながら、テレビを観ている彼女の背中に向かって『そろそろ結婚しようか?』と言ったら『あぁ、そうね』という返答。これがプロポーズだったんですが、妻は全く覚えてなくて、いまだに『プロポーズされた覚えはない‼』と、言われています」(KYO)

嬉しいよ、嬉しかったけど、微妙なんだよなぁ……エピソード

「初めて手を繋いだ思い出の場所でプロポーズしてくれた彼。でもね、ドブの前なんです……」(めあり)

「夜景の見える高台でプロポーズをされましたが、田舎だったので夜景がショボかった」(you)

「交際5年記念日に食事へ。食後の紅茶が残り半分で無くなるかくらいの時に、彼がお手洗いで席を外したので、私は『きっとプロポーズの準備だ!』と、メイクと服を確認。ワクワクと待ちました。が、本当にお手洗いでした(笑) 微妙な空気になり『私も』とお手洗いへ。結局、戻ったお部屋でプロポーズ。謎の思わせぶりお手洗いでした」(にこ)

「彼の部屋でまったりデートをしていて、そろそろ帰る時間になり『帰りたくないなあ』と、言ったらプロポーズされました。バラの花束や指輪の箱ぱっかーんもなく、お互いすっぴんパジャマの状態。
嬉しいけどなぜこのタイミング⁉と、あとあと聞いたら、前週のデートでプロポーズをする予定が、お互いの給料や貯金の話になったとき、私の貯金が彼の3倍と知り、ひるんでできなかったそうです(笑)」(みい)

「彼が初めて内緒で高級レストランを予約。他愛のない話をしながら食事をするも、彼は緊張からか口数も少なく……。食事が終わり、お店を出た瞬間にプロポーズされてびっくり(笑) 緊張しすぎて、タイミングがわからなくなったそう。サプライズが苦手な彼が一生懸命考えてくれたのが嬉しく、そのまま一緒に婚約指輪を買いへ行きました」(ここあ)

【番外編】結婚ってドラマティック!エピソード

「煮え切らない彼に『どうするの?付き合うの?』と、急かして付き合った手前、彼は『結婚する時はちゃんとプロポーズするから』と、宣言。その言葉を信じて急かすことなく交際期間は10年に……。
私が限界に達し、一度彼を振りました。別れ話で彼は『〇〇(私)と結婚したい。幸せな未来の想像しかできない』と、大号泣でしたが振り切りました。が、2ヶ月後、ちょっと冷静になって彼と復縁&結婚することに。
『あれ? 結局プロポーズされてなくない?(笑)』と話す私に『じゃあ、結婚してください』と言った彼。昔と変わらない彼にどこか安心しました。我慢せずに、結婚話はするに越したことはないですね」(かまめ)

「結婚はぼんやり考えていた時期でした。私の友だちに結婚の話をぽろっとしたら、友だちから友だちの親に伝わり、友だちの親から偶然友だちだった彼の上司に伝わり、上司と知り合いだった人から彼の親に伝わり……という感じで、親に直接報告する前に噂みたいな形で伝わってしまった。結婚はまだまだ先とゆっくりと考えていたけど後戻りできなくなり、慌てて両家の顔合わせなどが進んでいきました」(ぴーちゃん)

「元々は彼でもなく友だちで、『30歳になって、お互い相手がいなかったら結婚しようか』と、飲みの席で口約束。30歳のタイミングでお互い居なかったので、本当に結婚しました!」(AZ)

「まだ付き合うかはっきりしていない彼の誕生日に『今年の目標は?』と、聞いたら『結婚記者会見を開きます!』と言うので、『誰と?』と、聞いたら『あなたの許可が下り次第です!』と、言ってきたのが今の夫です(笑)」(パクチー)

「指輪をローンで買ったら、お義母様からクレーム入りました。無理やり買わされたと思っているらしい。指輪でローン組むのっておかしいですか?」(ジャス民)

と、いろんな意味でのドラマティックなエピソードが届きました。

前職は激務のため平日の夫婦の会話0分で離婚の危機となり、そこから再構築。現在は3児の父で、共働き夫婦の事情に詳しい大畑愼護さんに聞きました。

「ハプニングを乗り越えてのプロポーズは、結婚生活で役立つ⁉」と、大畑さん

「コロナ禍もあってか、非日常なプロポーズより日常生活に溶け込んだ素敵なエピソードがたくさん集まりました。

最近は婚約指輪は用意せず、結婚指輪のみにする夫婦も増えており、“モノ”より“コト”や“思い出”により価値を置くトレンドもあるように感じます。
指輪を選びでは、一緒に選ぶことを通して思い出を共有したり、プロの力を借りながらデザインから加工を一緒に制作したり、多様性を感じます。
プロポーズの形式や贈り物についても多様になった現代だからこそ、二人らしい思い出にしたいですね。

日本では、江戸時代から読み書きの普及と同時にプロポーズも普及したともいわれていますが(諸説あり)、つい最近まで政略縁組や家同士のお見合いが少なくなかったことを考えると、結婚相手を自由に決められて、本当に好きな人にプロポーズできることはとても幸せなことかもしれません。

プロポーズする側として言わせていただくと、実は私もプロポーズをしようと決めていた日に彼女(妻)と喧嘩をしてしまい、予定していた場面になってもできなくて、内心焦るという経験をしました。

円満な夫婦生活の秘訣の一つが柔軟性です。プロポーズについても“柔軟性をもって臨むことが必要”と、その時のトラブルが教えてくれたのかもしれません(笑)」

大畑愼護(おおはた しんご)

profile)
前職では全国を駆け巡る激務をこなし、やりがいを感じながらも長時間労働の弊害を実感。そこで個人及びチームの業務内容などを見直し・改善して残業時間半減を実現します。その経験を生かして生産性の向上を提言するワーク・ライフバランス社へ転職。コンサルタントとして、企業の講演・研修を担当し多数のメディアにも出演しています。
プライベートでは3児の父。前職では激務のせいで一家離散の一歩手前でしたが、こちらも見事に立て直し、第3子誕生の際には1年間の育休をとって一家5人で南国フィジーへ育休移住を決行しました。プライベートではトライアスロンに挑戦するなど、既成概念にとらわれず仕事・家庭・自分の時間の充実を提案する型破りイクメンパパです。

大畑愼護さんのブログ「育休移住.com」

大畑愼護さんのインスタグラム「shindyyy777」

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年12月の情報で、現在と異なる場合があります。

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